恋しくて
沖縄を舞台にした映画を撮り続ける中江裕司監督の最新作。今回は沖縄よりも南に位置する石垣島を舞台に、バンド活動を通して成長していく高校生たちの姿が描かれる。つまりノリ的にはかなりストレートな青春映画の作りなのだ。出演者たちが実際に素人の若者だったりするので、その彼らの成長っぷりが劇中の登場人物の成長と重なっていくところもおもしろい。またキチンと石垣島の文化を入れ込んだ作りとなっていて、それも楽しめる要素ではある。ただ個人的に引っ掛かってしまったのは、そのいい意味での素人感あふれる芝居は、全体を引っ張っていくには厳しいということ。中江監督の演出の魅力は役者たちの演技を変にあざとく演出するのでなく、素朴にその魅力を伝えていくところ。だからその演出と役者たちの素人演技が合わさってしまうと、誰も映画を引っ張ってくれないのだ。今回みたいな内容の映画ならぱ、もう少し監督の演出で、青春モノならではの熱さと切なさをもっとあざとく見せてでも全体を引っ張ってほしかった。またせっかく音楽を中心に置いたはずなのに、曲によっては途中で歌がブツ切れしまくりなのはガッカリ。監督の音楽への愛情のなさを逆に感じてしまったのだ(尺の問題で切らざるを得ないのはわかるけど)。つまらなくはないのだけど、なにやら傑作になりそこねた“惜しさ”の残る作品だ。
石田法嗣
東里翔斗
山入端佳美
宜保秀明
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散り行く花
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中国人の若者と出会い、愛を知る… これは真実の愛と涙の物語である。父親に虐待される娘と中国人青年のはかない悲恋物語。 酒浸りの生活を送る元ボクサーのバロウズは憂さ晴らしに一人娘ルーシー を虐待する毎日。 彼女に思いを寄せる純真な中国人青年チェンが、家を飛び出したルーシー をかくまうところからさらなる悲劇がはじまる。映画の父・グリフィス監督が、 永遠の少女リリアン・ギッシュに究極の乙女を演じさせた永遠の名作。 リリアン・ギッシュの可憐さや可愛らしさは未だに語り継がれるのも、この作品 を見れば納得出来る。特に最後の気力を絞り、自分の指で口を広げ、笑顔を作るラス トシーンは秀逸であり、後年多くの映画製作者にも影響を与えたシーンとしても有 名である。
リリアン・ギッシュ
リチャード・バーセルメス
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ドラゴンズヘブン
西暦2984年、宇宙に移民した人類と地球上で増殖した機械生命との戦いは、機械生命側が最終兵器・イルルニュを建造したことで熾烈を極めていた。地球に降下した人類側の自律ロボット兵器・シャイアンはイルルニュの破壊に成功するが、高位クラスの機械生命体・エルメダインによってパートナー・キト松本を失い、脱出を断念して地上で眠りに就いた。
1000年後、付近を通りかかった天津甘栗好きの少女・イクールに反応して目覚めたシャイアンは、城塞都市ケルトリアと帝国ブラジルとが戦争状態にあること、ブラジル軍の指揮官が宿敵エルメダインであることを知り、イクールと共にケルトリアの傭兵となる。一方、シャイアン復活を知ったエルメダインも配下の機械生命体を復活させ、出撃する。ここに、1000年の時を経て人間機械と機械生命との最終決戦が始まった。
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