ビューティフル・ガールズ
リクイッド・ウッズ 樹海
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1940年のある秋の日、ニューハンプシャー州・フライヤーに棲む全住民が北方の森へと姿を消す不可解な事件が発生。後に森に入った捜索隊により、いくつかの凍死体や惨殺死体が発見されたが大半の者は発見される事は無く、やがて事件は闇に葬られた。2010年、カメラマンのテディは妻のメリッサ、行動心理学者のウォルターと共に70年前に起きた忌まわしき事件の真相を調べるためフライヤーにやってきた。協力に名乗りを上げたメンバーを新たに加え、計8人となった調査チームは70年前に住民が辿ったとされる“イエローブリックロード"と呼ばれる道を進むのだった。
マイケル・ラウリノ
アネッサ・ラムジー
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HAZE ヘイズ
これまでフィルム撮影にこだわってきた塚本晋也監督が、2005年に公開されたオムニバス映画『Female/玉虫』に続いて、撮影・編集・上映までのプロセスをすべてデジタルで行った、一種の実験作。
コンクリートの密室に閉じこめられた、塚本監督自身が演じる男が、その息苦しさと暗黒、脳を刺激する轟音、身体を拘束する不自由さに耐えながら出口を目指すといった内容は、すべて監督自身が苦痛を感じる地獄的なシチュエーションを再現したもので、それらを表現するために、小型のデジタル・ビデオカメラを使用。人間を極限的に狭い空間に追いつめながらも、カメラそのものは自由に動き、その地獄模様をリアルに切りとっている。
デジタルで撮影する長所として、事後処理=ポストプロダクションの簡易化が上げられるが、本作でも重要な要素となる“闇”の再現性に塚本監督はこだわり、完全なる漆黒、やや白みの残る闇など、数種類の黒色をシーンによって使い分けており、それぞれのカットで微妙に違う黒の締まり方が、独自の演出から得た成果をさらに強調している。強烈な刺激と恐怖に満ちた衝撃作。
塚本晋也
藤井かほり
村瀬貴洋
神高貴宏
辻岡正人
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