チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(ひかり) 第1章
天使のはらわた 赤い眩暈
漫画家であった石井隆が初めて映画監督に挑戦した作品。以降石井は『死んでもいい』『GONIN』『花と蛇』などで、エロスとアクションの世界で独自の作風を確立することになる。
患者から暴行を受け、恋人にも裏切られたナースの名美(桂木麻也子)と、会社をクビになり妻から逃げられた村木(竹中直人)。不幸のどん底にあるふたりが偶然出会い、そして惹かれ合っていく。
村木と名美という役名は、後の石井監督作品にも多用される男女の代名詞。石井監督は、信じる者や環境に裏切られ、堕ちて行く宿命を背負ったふたりの男女が、それでも求め合う様子を一貫して描き続ける。本作はその第一章とも言うべき作品で、厳然と確立された世界観は、新人監督とは思えないほどの独自性に満ちている。
竹中直人
桂木麻也子
泉じゅん
柄本明
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