滝の白糸
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女水芸人「瀧の白糸(本名:水島友)」は旅座仲間の南京出刃打(なんきんでばうち)の寅吉一座とことごとく対立していた。危機を救ってくれたのが高岡 で乗合馬車の御者として働く村越欣弥だった。欣弥が忘れられない白糸は卯辰橋(現在の天神橋)で再会し、欣弥が金のために学問を断念したことを知った白糸は、自分が仕送りをすることを約束し、欣弥を支援する。欣弥への仕送りはしばらく続くが、人気の低迷とともにそれもままならなくなり、また芸人仲間の若い連れを駆け落ちさせるなどして南京出刃打の恨みを買う。白糸は一座のために高利貸しの岩淵から金を借りたが、300円を持って帰るときに南京にそれを強奪される。岩淵と南京がグルであることを責めようと白糸が岩淵を訪れた折、誤って岩淵を刺し殺してしまう。白糸は勉学に励む欣弥の元を訪れるがあえなく逮捕。検事は学業を終えて初めて検事席に立つ欣弥であった。拘置所を訪れる欣弥に白糸は正直に裁いて欲しいと懇願し、法廷で切々と真実の大切さを説く村越の言葉に白糸は凶行を自白し、舌を噛んで自殺する。その後を追うように村越もピストルで己が命を絶ったのであった。
入江たか子(瀧の白糸=水島友)
岡田時彦(村越欣弥)
村田宏寿(南京出刃打)
菅井一郎(岩淵剛蔵)
見明凡太郎(新蔵)
滝鈴子(撫子)
浦辺粂子(お銀)
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旅役者
真夏の暑い盛り。うらぶれた信州路の田舎町に、「六代目菊五郎一座」がやってきた。人々は「菊五郎」といえば、「尾上」菊五郎だと思い込むが、もちろんそうではない。当地にやってくるのは「中村」菊五郎(高勢)の一座だった。この一座の当たり狂言は「塩原多助」。馬の役を務めるのは俵六(藤原)と仙平(柳谷)のコンビである。俵六は芸熱心で“日本一の馬の脚”をもって任じて、氷屋の娘(山根)に講釈を垂れている。興行師の若狭屋(御橋)と北進館(深見)はこれを利用して大儲けしようと、町の顔役・床甚(中村)の親方に、さも本物の「尾上」菊五郎が来るように言って資金を出させる。ところが、一座を歓迎する宴会の席で、一座の正体を知った床甚は酔って暴れ、楽屋に入り込んで、着ぐるみの馬の頭を踏みつけて壊してしまう。一方、俵六は宴会の席で芸者(清川虹子)に馬の脚を演じる難しさについてまたも講釈をしている。床甚は壊れた馬の頭を提灯屋に直させるが、修繕を終えた馬の顔を見ると馬というより狐にそっくり。これではとても演れないと俵六はごねる。興行はひとまず菊五郎の急病ということで中止にするが、困り果てた若狭屋たちは曲馬団にいた本物の馬を連れてきてこれを使うことにした。ところがそれが大当たり。気をよくした菊五郎は、今後は本物の馬を使うと言う。そして今後は仙平は人間の役を、俵六は馬の番人になれと言い渡す。機嫌を損ねた俵六は、昼間から焼け酒を煽る。芸者たちに冷やかされ、俺の芸を見ろと仙平と馬の支度を整えると、狐の顔をした着ぐるみで馬の芝居を始める。ところが調子づいて本物の馬を挑発したため、驚いた馬は逃げ出してしまう。俵六と仙平の着ぐるみの馬は、それを追って町を飛び出していくのだった。
藤原鶏太 市川俵六
柳谷寛 中村仙太
高勢実乗 中村菊五郎
清川荘司 市川七右衛門
御橋公 若狭屋
深見泰三 北進館主人
中村是好 床甚
山根寿子 氷屋の娘
清川玉枝 小料理屋の女・お光
伊勢杉子 小料理屋の女・お咲
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