男はつらいよ 寅次郎紅の花
第48作 男はつらいよ 寅次郎紅の花 HDリマスター版 [DVD] (2008/11/27) 渥美清、浅丘ルリ子 他 商品詳細を見る |
ある日、くるまやの面々が何気なくテレビを見ていると、この年に起こった阪神・淡路大震災におけるボランティアのドキュメンタリーが放送されていた。そして、そこになんとボランティアとして活躍する寅次郎の姿が。村山総理を村ちゃんなどと呼び、大活躍していた。その事で皆はビックリ仰天。そうしているうちに、満男が思いを寄せていた泉が訪ねてきた。なんと結婚するという話で満男に相談しに来たというのだが満男は気が動転し、素っ気ない態度を取り、そのまま別れる。しかし、昂った感情をどうにも抑える事が出来ず、泉の結婚式に現れ、泉の乗った車を後退させた。ここの村では車を後退させる事は縁起が悪い事とされていたため式は中止となってしまう。関係者に殴られた後、満男はそのまま鹿児島県奄美群島加計呂麻島にやってきた。そこで偶然リリーと出会い、彼女の家に泊まることになるがそこにはなんとリリーと夫婦同然に暮らす寅次郎がいたのだ。満男は、しばらく島で漁師の手伝いなどで暮らしていた。しばらくすると、婚約解消した泉が満男の真意を確かめるためにやって来た。「どうしてあんな事をしたの?」と聞く泉に、「愛しているからだ」と不器用に伝える。その事で、泉は感激し満男にかけよる。その様子を、寅次郎とリリーは離れた場所で見ていた。リリーは涙ぐみ、その肩を抱いてやろうとする寅次郎だが上手く行かないのであった。そうしているうちに、寅次郎達は柴又へ帰郷。リリーは島へ帰ろうとした時、「寅さん、どこまで送っていただけるんですか?」とリリーが聞くと、寅次郎は「男が女を送るって場合はな、その女の玄関まで送るってことよ」と呟き、リリーは感激し、二人はそのまま連れ立って去って行くのであった。
車寅次郎:渥美清
さくら:倍賞千恵子
リリー:浅丘ルリ子
満男:吉岡秀隆
及川泉:後藤久美子
車竜造:下条正巳
車つね:三崎千恵子
諏訪博:前田吟
たこ社長:太宰久雄
源公:佐藤蛾次郎
ポンシュウ:関敬六
及川礼子:夏木マリ
船長:田中邦衛
伸吉:笹野高史
政夫:神戸浩
リリーの母:千石規子
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男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
男はつらいよ 拝啓車寅次郎様〈シリーズ第47作〉 [DVD] (2000/09/20) かたせ梨乃、渥美清 他 商品詳細を見る |
久々に柴又に帰ってきた寅次郎はその晩、満男の話題で盛り上がる。満男は大学を卒業後、仕方なく入社した靴会社の営業の仕事に嫌気が差し家族に愚痴をもらしていた。それを聞いた寅次郎は「物を売るってことは、こういうことなんだ」と持論を述べ始め、家族皆、その持論に感服させられる。
ある日、満男の大学の先輩で今は家業を継いでいるという川井信夫(山田雅人)から実家の長浜市の祭りを観に来ないかと誘われる。川井の実家に赴いた満男は川井の妹の菜穂(牧瀬里穂)と出会う。町を親切に案内してくれる菜穂に満男は好意を寄せ始める。一方、寅次郎は琵琶湖のほとりにたたずむ一人の女性、宮典子(かたせ梨乃)を見つける。 その女性はカメラを車に積み、撮影旅行をしていたのだ。寅次郎が立ち去ろうとしたとき、典子は岩の上でつまずき倒れてしまう。寅次郎は接骨院に連れて行く。接骨院で症状もよくなり寅次郎とすっかり打ち解けた典子は長浜のお祭りを寅次郎と見に行くことになったが、突然典子の夫(平泉成)が典子を連れ帰ってしまう。しかし、寅次郎は何も言わずに送り出した。
祭りを菜穂と一緒に見学している満男は菜穂に「今付き合っている人いるの?」と突然聞くが、菜穂にうまくはぐらかされてしまう。その晩信夫から菜穂との結婚話を持ちかけられ満男は困惑する。満男が柴又に帰った後、菜穂は無断で結婚話を進められていたことを聞いて激怒してしまう。
数日後、上京してきた信夫はそのことを満男に告げる。そして、悪い思いをさせて悪かったと言葉少なに去って行く。 一方、とらやには典子が訪ねて来る。しかし、寅次郎は旅から帰ってきていない。そのため、さくらともあいさつ程度で別れるしかないのであった。 そして、寅次郎が柴又に帰ってきた。さくらから典子が寅次郎を訪ねてきたことを知ると、それを聞くや、満男と共に彼女の家を訪れる。娘と幸せそうに微笑んでいる典子を遠目に見て、「これで俺の気は済んだ」とつぶやき、気持ちの整理がついたと、この恋に終止符を打つのであった。
かたせ梨乃
渥美清
倍賞千恵子
前田吟
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