EDEN
2012年11月17日公開、武正晴監督の日本映画。原作は船戸与一の短編小説「夏の渦」(『新宿・夏の死』 文春文庫)。2011年7月に故人となった俳優原田芳雄が、かねてから映画化のアイデアをあたためてきたこの作品を、プロデューサーの李鳳宇が制作にあたり映画化した。新宿2丁目のショーパブ「EDEN」を舞台に、同性愛者、ニューハーフといった社会におけるマイノリティの生きざまと葛藤を、コミカルかつ温かな目線で描いている。キャッチコピーは「この世の中はもっと豊かで、人生は棄てたものじゃないわよ。」である。
新宿のショーパブ「エデン」で働く、店長兼演出家のミロ(山本太郎)は仲間の従業員兼ダンサーたちと度々ケンカしながらも、仲良く日々を過ごしている。今日はミロの42回目の誕生日。そんなお祝いの日に仲間のノリピーがミロの部屋で死んでしまう。第一発見者として警察署で事情聴取を受けたミロは、心無い刑事たち(及川いぞう、日向 丈)の侮蔑を含んだ質問に傷付いて、グッタリしてアパートに帰ってくる。部屋に戻ったミロは「エデン」のオーナー美沙子(高岡早紀)がストーカー被害に遭ったことを知らされる。複雑な思いで迎えた誕生日の夜、「エデン」に集まった仲間たちはいつになくしんみりと身の上話を語り出す。そしてエルメス(高橋和也)の提案で、一同はノリピーの遺体をトラックに載せ、実家のある千葉の鴨川まで“送り届ける"無謀な計画を立てるのだが。
ミロ:山本太郎
エルメス:高橋和也
ペペロンチーノ:齋賀正和
菊五郎:池原猛
薔薇のサーシャ:小野賢章
蘭丸:大橋一三
ノリピー:入口夕布
美沙子:高岡早紀
アカネ:中村ゆり
ノリピーの父:浜田晃
ノリピーの母:藤田弓子
金城哲也:仲井真徹
海江田刑事:及川いぞう
南部刑事:日向丈
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