ノートルダムの鐘
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15世紀のパリ。ジプシー狩りを行うフロロー判事は、逃亡したジプシーの女性を殺害し、彼女が抱えていた醜い顔の赤ん坊を井戸に捨てようとする。しかし、ノートルダム大聖堂の司祭にその罪を咎められ、償いとして赤ん坊を養育することになる。
10数年後。ノートルダム大聖堂の鐘衝き男となったカジモドは、容姿こそ醜いが、優しく純粋な心を持つ青年として育った。彼は、フロローの厳格な教育の下で、大聖堂の外に出ることを許されず、友人は三人組の石像だけだった。ある日、カジモドは、フロローの言いつけを破り道化の祭りに参加し、そこで美しい踊り子エスメラルダに出会い、一目惚れする。エスメラルダは、人々に虐められるカジモドをかばったことで、フロローの怒りを買い、大聖堂に逃げ込む。護衛隊のフィーバス隊長は、エスメラルダを助けようと「聖域である大聖堂内では、逮捕できない」とフロローに告げる。フロローは、司祭からの警告も重なり撤収するが、大聖堂の周囲を包囲し、エスメラルダを軟禁状態に置く。しかし、彼女は、カジモドの助けを借りて、大聖堂からの脱出に成功する。
エスメラルダに一方的な恋慕を抱くフロローは、エスメラルダの逃亡を知って激怒し、護衛隊を引き連れて、エスメラルダを捜索する。次第に狂気に憑りつかれ、街中に火を放ちエスメラルダを捕えようとするフロローから離反したフィーバスは、護衛隊からの攻撃を受け重傷を負う。エスメラルダは、フィーバスを助け、カジモドに彼を匿って欲しいと頼み込む。カジモドは、エスメラルダの頼みを受け入れるが、彼女がフィーバスを愛していることを知り、悲観に暮れる。一方、エスメラルダの逃亡にカジモドが加担したと察知したフロローは、カジモドに「明日の夜明けに、1000人の兵隊でジプシーの隠れ家を襲撃する」と告げる。それを聞いたカジモドとフィーバスは、エスメラルダを救うため、ジプシーの隠れ家「奇跡の法廷」に向かい逃げるように伝えるが、二人を尾行したフロローと護衛隊に襲撃され、ジプシーたちは全員捕まってしまう。フロローは、エスメラルダを「自分を惑わした魔女」として処刑すると宣告し、自分の邪魔をするカジモドを大聖堂に監禁する。
翌日。ノートルダムの広場でエスメラルダの処刑が行われようとする。フロローは、「自分の愛を受け入れれば、処刑を撤回する」とエスメラルダに告げるが、彼女がそれを拒否したため、フロローは火刑を執行する。しかし、そこにカジモドが現れ、エスメラルダを救い大聖堂に逃げ込む。激怒したフロローは、大聖堂に攻撃を仕掛けるが、隙を突いて檻から脱出したフィーバスが、ジプシーや街の人々と共に護衛隊に襲い掛かる。フロローは、司祭の制止を振り切って大聖堂に乗り込み、カジモドとエスメラルダを殺そうとする。フロローは、大聖堂から転落しかけたカジモドと、それを助けようとして身動きできないエスメラルダを殺そうとするが、神の怒りに触れ足場の石像が崩れ転落死する。エスメラルダは、カジモドの身体を支えきれずに手を離し、それによってカジモドも転落するが、駆け付けたフィーバスに助けられる。
戦いが終わった後、大聖堂から出て来たフィーバスとエスメラルダは、街の人々から歓喜の声で迎えられる。エスメラルダは、大聖堂の中に引き籠るカジモドの手を取り広場に連れ出す。人々は、カジモドに賛美の声を挙げる。カジモドは、ようやく大聖堂の外の世界に迎えられたのである。
カジモド
本作の主人公。醜く生まれながらも優しく純粋な心を持つ青年。赤子の時にジプシー狩りでフロロー判事に母を殺されたが、司祭の一声で、ノートルダム聖堂の鐘楼に、ほとんど軟禁状態で育てられる。ちなみに「カジモド」はフロローが名付けた名前(「出来損ない」の意味)であり、本名は不明。真実を知らず母に捨てられたと思っていたため、厳格な育ての親、ご主人様であるフロローには逆らえなかった。鐘衝きが仕事だが、外界と隔離されて生活しているためフロロー以外の人間を鐘楼から見下ろすことでしか知らなかった。
エスメラルダと出会い、生まれて初めての恋をするが、エスメラルダはフィーバスを選び、彼の恋は報われなかった。しかし、彼らとは硬い友情で繋がりあい、助け合うことで心を通わせフロローに敵討ちする。
エスメラルダ
自由を愛する、ジプシーの美しく情熱的な踊り子。カジモドにとって初めて出来た人間の友達。ジプシーであるため、壁の中の生活には耐えられない。
クロード・フロロー
最高裁判事(原作ではフロローが司祭)。ジプシーであったカジモドの母を追い詰め死に追いやり、赤子のカジモドもその顔の醜さから井戸に捨てて殺そうとする。しかし、そこを司祭に咎められたため、大聖堂の鐘楼に閉じ込め、鐘衝きとして育てる。エスメラルダに対して暗く歪んだ恋慕の情を抱き、彼女を手に入れるか、もしくは厳格な自分を誘惑した魔女として火刑にしようと目論む。ディズニー・ヴィランズの多くが、自分を悪と自覚しているのに対し、自らの言動が正義と信じ込んでいるなど、ヴィランズでは異色の存在。
フィーバス
護衛隊長。気障で陽気な美男子。フロローにジプシー狩りを命じられるが、民家に火をかけるなどのフロローの横暴に耐えかね、離反。カジモドとはエスメラルダをめぐる恋敵だが、協力し奇跡の法廷を探し当てる。愛馬の名はアキレス。
クロパン
狂言回し。普段は陽気な人形遣いだが、ジプシーを纏めるリーダーでもある。
ユーゴ/ヴィクトル/ラヴァーン
ノートルダム大聖堂にいる三人組の石像で、カジモドの親友。彼らは通常、カジモドの前でしか動かない。ユーゴとヴィクトルの名前は、原作者ヴィクトル・ユーゴーから取られている。
ユーゴは、ふとっちょでひょうきんもの。ヴィクトルは長身で、温厚かつ涙もろい。ラヴァーンは、三人のまとめ役のおばあさん。
ジャリ
エスメラルダの飼っているヤギ。機転が利き、カジモドやフィーバスも助ける。
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