犬死にせしもの
犬死にせしもの [DVD] (2008/02/22) 佐藤浩市、今井美樹 他 商品詳細を見る |
戦争で死に損なった男たちが、ひとりの女のために命を賭ける姿を描く。西村望原作のセミ・ドキュメント・ノベルの映画化で、脚本は西岡琢也と井筒和幸の共同執筆。監督は井筒和幸。(1986)
昭和23年、重左こと宗重左衛門は、地獄のビルマ・インパール戦線から九死に一生を得て還って来た。彼は戦友の鬼庄こと鬼松庄一と遊廓で再会する。重左は鬼庄に仲間にならないかと誘われる。鬼庄は小型船・梵天丸で、エンジンを操る伝次郎と共に、海賊として瀬戸内海を跳梁していた。ある夜、三人が襲撃した船に娘が乗っていた。鬼庄は色街に叩き売って金にしようと、彼女をさらって五貫島の隠れ家へ運んだ。娘は洋子といい、大阪のある男のもとへ後妻として嫁ぐの だという。重左は幸せをあきらめているような彼女に魅かれ、色街に売るという鬼庄を思いとどまらせた。
真田広之:重左
佐藤浩市:鬼庄
安田成美:洋子
平田満岩:テコ
堀弘一:伝次郎
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眉山-びざん-
眉山-びざん- (2枚組) [DVD] (2007/11/23) 松嶋菜々子、大沢たかお 他 商品詳細を見る |
父親は死んだと聞かされ、母子家庭で育った咲子。ある日、母親・龍子の入院の知らせを受けて、東京から故郷の徳島へと戻った咲子は、母が末期ガンだと知って愕然とする。そんな龍子は死んだら自分の体を献体する準備まで整えていた。いつもなんでもひとりで決めてしまう母に対して、苛立ちと寂しさを感じていた咲子は、死んだはずの父親が生きていると知って、初めて面と向かって母親に真相を聞き出そうとする…。
長い年月をかけてねじれていった母娘の絆が、ゆっくりと時間をかけて溶ける様を繊細なタッチで綴った作品。徳島の有名な阿波踊りの大イベントにかかるクライマックスに向けて、ドラマがスパークしていく様はさすが犬童一心監督。特に阿波踊りの群衆をはさんで母と愛しい人が顔を合わせる様は、まるで群衆が天の川、2人が七夕の織姫と彦星の再会のようにも見える圧倒的な映像美で、深い感動を呼び起こす。また母娘を取り巻く大沢たかお、山田辰夫、円城寺あやなど、脇を固める個性派俳優たちのさり気なくも深い演技が映画全体に独特の余韻を残す。
松嶋菜々子
大沢たかお
宮本信子
山田辰夫
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