8人の女たち
1950年代のフランス。クリスマス・イブの朝、雪に閉ざされた大邸宅で、一家の主マルセルが殺されていた。容疑者は邸宅に集まった8人の女たち。クリスマス気分で和気あいあいだった家族が、一転してお互いを詮索し始め、それぞれが抱えていた人には言えない秘密が次々と暴露されていく。マルセル殺しの犯人は、いったい誰・・・? カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、イザベル・ユペールほか8人のフランス大女優が一堂に会し、まるで大輪の花束のように咲き誇る“奇跡の舞台"。映画というより、もはや事件と呼べるこの作品はフランス本国はもちろんのこと、世界各国で大ブームを巻き起こし、ベルリン映画祭では、<女優たちのアンサンブルの芸術的成果>に対して、8人全員に銀熊賞が授与された。監督は新世代の代表格、フランソワ・オゾン。秘密の匂い一杯のクリスティ風推理劇を下敷きに、歌と踊りで味付けされた本作は、極上のワインのようにうっとりするような陶酔感と楽しさを合わせ持った贅沢な一品に仕上がった。また、往年のハリウッドの名作に捧げられた、遊び心一杯のオマージュも見どころのひとつである。
カトリーヌ・ドヌーヴ
エマニュエル・ベアール
イザベル・ユペール
ファニー・アルダン
ダニエル・ダリュー
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