20年後の君へ
一流商社で海外インフラビジネスを手がけるエリートサラリーマンの澤田雄一郎は、料理上手の妻・佳乃、東京大学を卒業し経済産業省で勤務する長男・大地、外交官になるためアメリカのワシントン大学に留学中の長女・麻理子の4人家族。自身の役員昇進も近いと噂され、全てが順風満帆だと信じて疑わなかった。
ある日、出張で訪れたバングラデシュで、ワシントンに留学しているはずの麻理子と出会う。麻理子は大学を休学して、バングラデシュの子どもたちを支援するNGOを主宰する石川の元でボランティアをしていると告げる。「バングラデシュの人たちを豊かにするために何かをしたい」と夢を話す麻理子に、雄一郎は一方的に反対する。雄一郎に愛想を尽かした麻理子は、大地や佳乃も雄一郎に抱いている不満を思わず口にする。
バングラデシュから帰国した雄一郎は、佳乃から大地が1年も前に経済産業省を辞め、アルバイトしながらデザインの勉強をしていると聞かされる。「子どもの夢を応援したい」という佳乃。その上「自分の人生を生きてみたい、この家を出て一人で生きていきたい」と雄一郎との離婚をも告げられたのだ。
その翌日、雄一郎は大地が働く造園会社を訪れる。経営者の中山は、自然の石で壁を作る事業に取り組んでいて、大地も「“最強の壁”を作るのが夢だ」と言う。
そんな中、突然雄一郎に下されたガンの宣告。家族のために働いてきたにも関わらず、気が付けばバラバラになっていた。雄一郎は会社を辞め、残された時間で、“家族の夢”を応援することを決める。
澤田雄一郎:中井貴一
中山広太:坂口憲二
石川和馬:向井理
澤田麻理子:忽那汐里
澤田大地:田中圭
山上淳一:浜田学
江川アミ:岡本玲
赤井平八:平泉成
小野直彦:豊原功補
澤田佳乃:原田美枝子
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