罪と罰
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今や日本にもたくさんのファンを持つフィンランドの名監督、アキ・カウリスマキの記念すべき長編第1作。文豪ドストエフスキーの名作「罪と罰」を、大胆に脚色して映像化したものだ。舞台を現代のヘルシンキに移し、恋人をひき逃げした男ラヒカイネン(マルック・トイッカ)、殺人の現場を偶然目撃してしまったケータリング業者のエヴァ(アイノ・セッポ)、ラヒカイネンを犯人とにらんで追い詰める警部ベナネン(エスコ・ニッカリ)の息詰まる心理劇に仕立て上げている。
殺人者と目撃者でありながら、心が引き合うラヒカイネンとエヴァ。この関係が葛藤に耐えられず、絶えず揺れているラヒカイネンの心にどう響いていくのかが見どころだ。わかりやすいユーモアは影を潜め、罪とは、本当の意味での人間にとっての罰とは何かを問い、人間の心の闇に鋭く迫る。抑制の効いた演技、寒々とした町並みに、時にはポップな曲がかぶさり、カウリスマキらしい音楽の選び方もイイ。
マルック・トイッカ
マッティ・ペロンパー
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