背の眼
背の眼 (2005/01) 道尾 秀介 商品詳細を見る |
――レエ……オグロアラダ……ロゴ……(ねえ、ボクのカラダ、どこ?)
福島県白峠村を訪れた作家の道尾秀介。村ではここ数年、児童の神隠し事件が起こっているという。河原を散策していると、妙な声が聞こえてきた。そこは、神隠し事件で最初にいなくなった少年の切断された頭部だけが流れ着いた場所だった。この声は少年の霊の声なのか、気味の悪くなった道尾は、予定を切り上げて東京へ帰り、霊現象を探求する友人・真備庄介に相談を持ちかける。
同じ頃真備は、白峠村とその隣町・愛染町で相次いだ自殺者の友人・上司たちから似たような相談を受けていた。死ぬ直前に撮っていた写真に写る彼らの背中に奇妙な眼が写り込んでいる、自殺する理由は何もなかった、その眼が自殺を引き起こしたのではないかというものだった。
なぜ眼だけが写ったのか、道尾が聞いたゴビラサという言葉の意味とは……。
真備庄介 - 渡部篤郎
道尾秀介 - 平山浩行
北見凜 - 成海璃子
歌川秋子 - 森脇英理子
白い女 - 街田しおん
溝之木亮平 - 山崎竜太郎
山岸 - 本田博太郎
歌川春芳 - 佐戸井けん太
糠沢長次 - 竜雷太
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