フリークス
フリークス(DVD) |
旅回りの見世物小屋が舞台で、出演者は実際の見世物小屋のスター、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹等の本物の奇形者や障害者であった。公開当時は世間に大変なショックを与え、ブラウニングは以後仕事を見つけることが出来ず、彼のキャリアを閉ざすものとなってしまった。イギリスでは30年もの間、公開禁止となっていた。
日本公開は1932年(昭和7年)11月、初公開時のタイトルは『怪物團』であった。2005年にはデジタル・リマスター版がリバイバル上映された。
1994年、アメリカ国立フィルム登録簿に登録、アメリカのフィルム遺産としてアメリカ議会図書館に保存されている。
フランスの曲馬団の一員であった小人のハンスは、同じく小人の曲芸師フリーダと婚約をしていたが、美貌の軽業師のクレオパトラに魅せられてもいた。クレオパトラは彼が、親戚からの莫大な資産を相続することを知り、金目当てにハンスを誘惑。ハンスはクレオパトラに眩まされて、彼女と結婚することを決めてしまう。婚約者を奪われたフリーダは悲嘆にくれ、そんなフリーダを一座の仲間のフロソとヴィーナスは心配して慰める。実はクレオパトラは一座の怪力男のヘラクレスと通じており、結婚式のあとにハンスを毒殺する計画を進めていた。しかし結婚式の祝宴でクレオパトラはハンスと一座の見世物仲間を侮辱し、彼女の真意を知ったハンスは悔恨にくれる。自分たちに対する侮辱と、合わせて毒殺計画のことを知ったフロソとヴィーナスをはじめとする一座の仲間たちは激怒し、逃げるクレオパトラを追い詰め、罰を下す。ことが終わって曲馬団を離れ、資産家になったものの、失意とフリーダへ罪の意識から沈うつな生活を送っていたハンスだったが、フリーダは彼を許し受け入れ、結局ふたりは結ばれる。そして、クレオパトラには仕置きのあとの恐ろしい運命が待っていたのだった。
フロソ:ウォーレス・フォード
ヴィーナス:リーラ・ハイアムス
ハンス(小人症):ハリー・アールス
フリーダ(小人症):デイジー・アールス
クレオパトラ:オルガ・バクラノヴァ
ロスコー(吃音症):ロスコー・エイツ
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