アンクル・トムの小屋
新訳 アンクル・トムの小屋 (1998/10) ハリエット・ビーチャー ストウ、小林 憲二 他 商品詳細を見る |
ハリエット・エリザベス・ビーチャー・ストウ原作の最初の映画化作品。
この年、エジソン社に所属していたエドウィン・S・ポーターは「アメリカ消防夫の生活」と「大列車強盗」「アンクル・トムの小屋」という3本の作品を監督している。
ポーターは1900年頃にエジソン社に入社した人物で、映写技師などを務めた後に監督を努めるようになった。
この物語のさまざまな描写の目的は、アフリカ人に対する哀れみと共感の心を喚起すること、つまり残酷で不当なシステムの下におかれた彼らの不正と悲しみを示すことにある。なぜそうしなければならないかといえば、彼らがわれわれのあいだに立ち混ざって存在しているからである。このシステムの残酷さと不当さは、彼らの最良の友人たちが、このシステムの下でなお彼らのために試みうるどんな善意の活動も無駄にし、圧殺してしまうほどのものなのである。こうした目的でこの物語を書いてきて、著者として心から言えることだが、自分自身の落ち度からでなく、奴隷制の合法的な諸関係の結果としてさまざまな試練や困難に巻き込まれてしまった人々に対して、私は悪意ある感情など抱けない。著者の経験によれば、しばしばもっとも気高い精神や心の持ち主がこういったことに巻き込まれているのだ。この物語の描写から推測されうるような奴隷制の害悪は、筆舌に尽しがたい全体の半分も言葉になしえていないということを、こうした人たちが一番よく知っている。
監督:エドウィン・S・ポーター
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