真珠の耳飾りの少女
2003年のイギリス・ルクセンブルクの合作映画。
1660年代のオランダ。タイル絵師の父を持つグリートはフェルメール家に下働きとして入る。妻に、アトリエの掃除を命じられ、「窓を拭いてよろしいですか? 光が変わりますが?」と問う。芸術を理解しない妻との対比がされている。彼女は陰影、色彩、構図に隠れた天分を持っていた。才能を見出したフェルメールは彼女に遠近法や絵の具の調合を教える。絵の構図が悪いと考えたグリートは、アトリエでモデルとなった椅子を除けて、陰影を強調する。画家はこれを見て、描いていた椅子を消し、光と影を付け加える。
ついに、画家はグリートをモデルとした製作を決意する。狂気の目で彼女を見て創造の苦しみに耐える画家。妻はグリートに恋情を抱いていると誤解する。画家が使用人とアトリエに篭りきっている事はあらぬ噂を呼び、妻を苦しめる。とうとう、妻は逆上。立ち入らないはずの、アトリエに乱入して妻が見たものは、自分の耳飾りをつけたグリートの肖像画だった。
フェルメール:コリン・ファース
グリート:スカーレット・ヨハンソン
ファン・ライフェン:トム・ウィルキンソン
ピーター:キリアン・マーフィ
フェルメール夫人:エッシー・デイヴィス
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