ダブルフェイス 秘めた女
作家を目指している女性ジャンヌは、子供の頃の交通事故の影響で8歳より前の記憶をなくしていたが、今は夫テオと息子、娘の4人で幸せに暮らしている。ある日、ジャンヌは家の内装や家族の姿に違和感を覚えるようになると、徐々に精神のバランスを崩していき、遂には自分の顔が別人になっていることに気付く。更に夫をはじめ、息子や娘、実家の母親までもが別人になっていることに気付いたジャンヌは、実家で幼い頃の写真を見つけ、そこに「本当の母親」の姿を見る。ジャンヌは真相を明らかにするために、その写真を撮ったイタリアに向かう。
写真の場所を見つけたジャンヌは、そこで写真の女性ヴァレリーを見つける。ジャンヌの姿を見たヴァレリーは一瞬動揺を見せるが、自分を母と言い出すジャンヌに冷たい態度を取り、その場を去る。ジャンヌはホテルに戻るが、ヴァレリーの息子ジャンニが様子のおかしいジャンヌを心配して、ホテルの部屋を訪れる。夫テオと同じ姿をしているジャンニにジャンヌは熱く迫り、2人はベッドを共にするが、違和感を抱いたジャンヌはジャンニを拒む。
その夜、導かれるように街に出たジャンヌはヴァレリーの家にやって来る。そこでヴァレリーとジャンニの会話を盗み聞きしたジャンヌは、自分がヴァレリーの娘ローザマリアであり、ジャンニの父親違いの姉であることを知る。そしてヴァレリーから、ジャンニの父親である今の夫がヴァレリーの連れ子であるローザマリアを愛せなかったことを聞かされる。
ショックを受けるジャンヌ(=ローザマリア)だったが、そこで記憶がよみがえる。ジャンヌとローザマリアは一緒に事故に遭い、ジャンヌは死んだが、生き残ったローザマリアは記憶を失い、自分をジャンヌと思うようになったのだ。
全てを思い出したローザマリアは、ジャンヌとして夫と子供たちの待つ家に戻る。そしてジャンヌとローザマリアは1人の人間として生きていく。
ジャンヌ - ソフィー・マルソー/モニカ・ベルッチ: 作家を目指している女性。幼い頃の交通事故が原因で8歳より前の記憶をなくしている。
ローザマリア - モニカ・ベルッチ: もう1人のジャンヌ。
テオ - アンドレア・ディ・ステファノ/ティエリー・ヌーヴィック: ジャンヌの夫。
ジャンニ - アンドレア・ディ・ステファノ: ジャンヌがイタリアで出会った男。
ナディア - ブリジット・カティヨン/シルヴィ・グランノティール: ジャンヌの母。秘密を抱えている。
ヴァレリー - ブリジット・カティヨン: ジャンヌが実家で見つけた写真に写っていた「本当の母」と感じる女性。ジャンニの母。
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