チェ 39歳 別れの手紙
『キューバ革命』を奇跡的成功へ導いたチェ・ゲバラは、1965年3月忽然とその姿を消した。
突然の失踪に様々な憶測が飛び交う中、盟友カストロはゲバラの残した《別れの手紙》を公表する。
「今、世界の国々が、僕のささやかな助力を求めている。君はキューバの責任者だからできないが、僕にはできる。別れの時が来たのだ。」
仲間や家族に別れをつげたゲバラは、南米大陸の自由を勝ち取るため、独裁政権下のボリビアに潜伏する。
しかし、この新たなる革命戦争はゲバラの最期の341日となる。
アメリカの大々的な支援を受けるボリビア軍を相手に、ボリビア共産党の協力も得られず、地元農民にも裏切られ孤立していく革命軍。
真実への情熱に導かれ愛こそが人間を救うと信じ戦い続けるゲバラ。
しかし、夢と理想を追い続けてきた「革命の旅」が、今終わりを迎えようとしていた。
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