ミセス・パーカー ジャズエイジの華
ミセス・パーカー~ジャズエイジの華~【字幕版】 [VHS] (1997/04/19) ジェニファー・ジェイソン・リー、キャンベル・スコット 他 商品詳細を見る |
1937年、ハリウッド。自作自演の短編を製作中のロバート・ベンチリー(キャンベル・スコット)は、脚本家として働くドロシー・パーカー(ジェニファー・ジェイソン・リー)とその夫アラン・キャンベル(ピーター・ギャラガー)に再会する。その10数年前、パーカーとベンチリーは『ヴァニティ・フェア』誌にいたが、二人とも自分の仕事に不満だった。ドロシーの夫(アンドリュー・マッカーシー)が第一次大戦から復員したが、夫婦関係はうまく行かない。ドロシーがクビになった。彼女はすぐに、夫ではなく無二の親友ベンチリーに泣きつき、そして彼も抗議の辞任をする。二人はフリーの書き手として悪戦苦闘しながら少しずつ名声を築いていく。彼ら文士仲間はアルゴルキン・ホテルのレストランにたむろして悪名を馳せていた。やがてその雰囲気がホテルの名物になり、専用の巨大な丸テーブルが設置される。いわゆる“アルゴルキンの円卓の騎士たち"だ。仲間たちの文士劇でベンチリーの漫談が圧倒的に成功し、彼はラジオや舞台で有名人になっていく。ドロシーはチャールズ・マッカーサー(マシュー・ブロデリック)という演劇記者と恋仲になる。彼女はやがて妊娠するが、プレイボーイのチャールズには他の愛人も事欠かない。傷心のドロシーは中絶し、さらに自殺を図ってベンチリーに助けられる。ドロシーはアルゴルキン・ホテルに住むようになるが、創作の苦悩のなかで煙草とアルコールに溺れ、生活費にも困窮していく。そんな彼女を支え続けたのはベンチリーだったが、二人のあいだに肉体関係は一度もなかった。45年、ハリウッド。ドロシーはベンチリーの死の知らせを受ける。戦前は名コンビだった夫との中は破綻寸前だった。一人酒を飲みながら、ドロシーは20年代のパーティーを思い出す。仲間のシャーウッド(ニック・カサヴェテス)や、ジョージ・S・カウフマン、それにマッカーシーはそれぞれ人気劇作家になっていた。その頃からベンチリーは次第に自己破壊的な一面を見せていたが、まだ陽気で、みなに才能にあふれる時代だった。58年、ドロシーはニューヨークにいた。ますます酒に溺れ、自分は過去の遺物になりつつある彼女だが、マジョリー・P・ウェイト生涯功労賞を受賞。授賞式で彼女は「こんなもの貰うなんて……長生きなんてするもんじゃないわ」と言い残して舞台を去った。(字幕:ドロシー・パーカーは67年、74歳で死んだ。)
ジェニファー・ジェイソン・リー
キャンベル・スコット
マシュー・ブロデリック
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