アンネの日記
第2次世界大戦下、ナチスドイツによるユダヤ人迫害から逃れるべく、ユダヤ人少女アンネ・フランク(ミリー・パーキンス)の家族は、親しいヴァン・ダーン一家の人々とともにオランダへ亡命し、屋根裏部屋へ隠れる。その隠遁生活の中、アンネはダーン家の息子ぺーター(リチャード・ベイマー)と愛し合うようになるが、やがて秘密警察が現れて……。
今なお世界中で読まれ続けるアンネ・フランクの日記を原作に、『シェーン』『ジャイアンツ』の名匠ジョージ・スティーヴンスが製作・監督したヒューマンドラマの傑作。堂々3時間の長尺を端正な演出で押し切り、アンネさながら人間の良心を信じさせてくれる端正な演出と味わい深い演技陣の妙は、堂々3時間という長尺をひと時なりとも感じさせない。極限状況の中で思春期のみずみずしさを清楚に演じきったミリー・パーキンスのはかない美しさが印象的。アカデミー賞では助演女優(シェリー・ウィンタース)、白黒撮影、美術監督・装置賞の3部門を受賞している。
アンネ…ミリー・パーキンス(二木てるみ)
オットー・フランク…ジョセフ・シールドクラウト(鈴木瑞穂)
ファン・ダーン夫人…シェリー・ウィンタース(中西妙子)
ペーター…リチャード・ベイマー(亀谷雅彦)
エディス…グスティ・ユーベル(寺島信子)
ファン・ダーン氏…ルウ・ジェコビ(富田耕生)
マルゴット…ダイアン・ベイカー(信沢三恵子)
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