旅の重さ
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家出をした少女は、旅先であらゆる人々に出会いながら、四国を巡礼する。足摺岬の近くでは、旅芸人・松田国太郎一座と出会い、一緒に過ごす。一座のひとりで情熱的な政子と特に仲良くなり、二人でパンツひとつになり海に飛び込んだりして過ごす時間…。一座には他に、色男役の吉蔵、竜次、光子など少女にとっては初めて知る人生経験豊かな顔ぶれに映る。やがて、少女は、政子に別れを告げた。政子が不意に少女の乳房を愛撫し始める。初めて経験するレスビアン。沸騰するような愛撫を交わす。10日足らずの後、ふたたび少女は旅をつづける。しかしわずか数日後、風邪をこじらせ路傍に倒れる。少女を助けたのは40歳を過ぎた魚の行商人、木村であった。二人は奇妙な新婚生活を始め、少女は行商に出る。
「ママこの生活に私は満足しているの。この生活こそ私の理想だと思っているの。この生活には何はともあれ愛があり、孤独があり、詩があるのよ」
母への手紙には1000円を同封し、そう告白する。
少女:高橋洋子
ママ:岸田今日子
漁師の若い母親:富山真沙子
漁師の老婆:田中筆子
中年の女遍路:新村礼子
乞食遍路:三谷昇
ママの男:大塚国夫
木村大三:高橋悦史
松田国太郎:三國連太郎
加代:小野寺久美子
政子:横山リエ
光子:中山加奈
吉蔵:園田健二
竜次:砂塚秀夫
痴漢:森塚敏
運転手:山本紀彦
女中:谷よしの
村の青年:高畑喜三
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