攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society
「個別の11人事件」後、草薙素子が公安9課を去って2年経った2034年。草薙が失踪したことにより組織の変革を余儀なくされた9課は、課員を大幅に増やし、捜査活動やその方針にも変化が見られる。
そんな中、シアク共和国残党の特殊工作員によるテロ計画が判明。リーダーとなったトグサ率いる9課は捜査を開始。ところが当の工作員達が次々と謎の自殺を遂げる。新浜国際空港では、9課の目の前で1人の工作員が「傀儡廻が来る!」と謎の言葉を残して自殺する。
一方、単独でテロ事件の捜査を行っていたバトーは草薙と再会する。草薙はバトーに「Solid State には近づくな」と謎の警告をする。捜査が進むにつれ、バトーは草薙が「傀儡廻」ではないかと疑い出す。
傀儡廻 (くぐつまわし)
正体不明の超ウィザード級ハッカー。名前や能力、作中での役割や描写はコミック版・映画での「人形遣い」を思わせる。
その正体は草薙素子の無意識から分裂した、いわばもう1人の草薙素子であったと作中の最後で明らかになる。
シアク共和国
架空の国。革命で国を追われた軍事政権の指導者カ・ルマ将軍が日本に亡命している点や傀儡廻とのつながりなど、コミック版・映画に登場の「ガベル共和国」を髣髴とさせる。
条約審議部
外務省条約審議部(通称・公安6課)。部長は中村。傀儡廻にカ・ルマ将軍の暗殺を依頼する。映画版第1作やコミック版にも登場する。
聖庶民救済センター
孤児や難民を保護し教育や職業訓練を施す授産施設。漫画版では収容者たちに強制労働や洗脳を施していたが、本作ではこれとは異なる裏の顔が出てくる。
Solid State
大阪の病院で草薙が「近づくな」とバトーに警告した謎の言葉。その正体は、コシキタテアキが構築した、ソリッド・ステート・システムという、虐待を受けている子供達を電脳化した上で合法的に聖庶民救済センターに送り込むためのインフラであった。
本来の意味は、ダイオード、IC等の固体の半導体素子。ソリッドステートを参照。
そのためバトーは草薙の言葉に、「Solid State = 素子(そし)= 素子(もとこ)」と捉え、草薙が傀儡廻の正体ではないかと疑うようになる。
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