アメリカン・サイコ
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アメリカン・サイコ [ クリスチャン・ベイル ] |
ニューヨークはウォール街の投資会社P&Pに副社長として勤務するパトリック・ベイトマンは人生を謳歌している。ロングアイランドに居を構える裕福な一家に生まれ、アメリカ屈指の名門のボーディングスクール、フィリップス・エクセター・アカデミーを卒業しハーバード大学に入学。その2年後にはハーバード・ビジネス・スクールで大学院課程も修了した。現在はトム・クルーズも住んでいる都心の一等地アッパーウェストサイドのアパートメントを借り、ベイトマンはいわゆるヤッピーの典型だ。昼間はジムに行って汗を流し、ニューヨークでも指折りの高級レストランで同僚達とテーブルを囲む。実際、その会社を所有しているのは他でもないベイトマンの実父であり、ベイトマン自身が仕事内容について作中で語る事は皆無である。むしろ、ウォール街で働くエリートビジネスマンというのは建前で、ベイトマンの本当の生活は夜に始まる。同僚達は皆、彼自身と同じく高学歴・高収入のエリート達ばかり。しかし、それと同時に彼らは哀しいほど浅はかで、同僚間の信頼や友情は殆どうわべだけの物。共通のヘアスタイル、共通の趣味、そして共通のブランドのスーツを着こなす彼らのライフスタイルは、時としてお互い誰が誰だか分からなくなってしまうほど似通っている。確立された個々のアイデンティティーなどそこには無く、そのコミュニティーに溶け込み順応する事(Fitting In)とその過程においての自己の同一性混乱(Identity Confusion)が本作のテーマの一つにもなっている。表面上は仲の良く、気さくな同僚達。しかし腹の内ではお互いが何を考えているか知っている者などいない。会社では皆、行きつけのレストランや名刺のデザインなどを比べあい優越感に浸るばかり。そんな中、ある日ベイトマンの前にルックス・学歴・身だしなみなど非の打ち所のない同僚、ポール・オーウェン(映画ではポール・アレン)が現れるが・・・
パトリック・ベイトマン: クリスチャン・ベール(吹替:草尾毅)
ドナルド・キンボール: ウィレム・デフォー(吹替:野沢那智)
ジーン: クロエ・セヴィニー(吹替:西田絵里)
コートニー・ローリンソン: サマンサ・マシス(吹替:高田由美)
ポール・アレン: ジャレッド・レト(吹替:高木渉)
イヴリン・ウィリアムズ: リース・ウィザースプーン(吹替:笹井千恵子)
クレイグ・マクダーモット: ジョシュ・ルーカス
ルイス・カルザース: マット・ロス
デイヴィッド・ヴァン・パッテン: ビル・セイジ
クリスティ: カーラ・シーモア
ティモシー・ブライス: ジャスティン・セロー
エリザベス: グィネヴィア・ターナー
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