黒く濁る村
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1978年ごろ。ベトナム戦争帰りのよそ者ユ・モッキョンは村の祈祷院(きとういん)で修行にはげみ、人望を得ていた。
約30年後、息子のヘグクは父モッキョンが死んだと知らせを受け、疎遠だった父の葬儀のために村にやって来る。ヘグクは刑事だったが、失職して離婚している。村人たちは喪主のヘグクを歓迎しない。葬儀後にはソウルへ帰ることをうながす村人たちの意に反して、父の死に疑問を持ったヘグクは村にとどまる。ヘグクは、亡父の部屋に残されたカセットテープを聞いて、村人ソンマンとソンギュの犯歴を知る。父の家からソンマンの家に通ずる地下のかくし通路を発見したヘグクは、ソンマンの部屋を調べているときに、ソンマンに刺される。腹を刺され、山に逃げるヘグクを追いつめたソンマンは、ヘグクの投石で崖から転落死する。亡父の部屋にもどったヘグクは父の聖書を手に取り、「目には目を」[注 1] のページの欄外に「チョン・ヨンドク」と村長の名前が書き込まれていることを知る。ソンマンの葬儀の場でヘグクは村人ジュンベにすべてを話すと言われて呼び出される。だまされたヘグクは柱にしばりつけられ殺されかけるが、村の雑貨店の女主人ヨンジに助けられる。ジュンベは火事にまきこまれ焼死する。その後、村長の使い走りのドクチョンが村長に呼び出され、死体で発見される。ヘグクは村長の家に行き、父を殺したかと問い、村の指導者だった父の生前について聞かされる。
いっぽう、ヘグクの頼みを聞いて捜査を始めた検事のミヌクは、過去に祈祷院で信者27人全員が殺され、院長が自殺したとされる事件があったことを知る。捜査をすすめたミヌクは撤収命令を無視して村に乗り込み、村長の贈賄の証拠書類を確保する。逮捕連行されようとするとき、村長はピストル自殺する。
事件後、村を去ったヘグクは村を再訪する。山の上の今は亡き村長の豪壮な家から、村にやって来たヘグクを遠く見おろすヨンジの姿を見て、ヘグクは父の死を知らせた電話の声はヨンジだったことに気づく。ヘグクは目をあげて、あらためてヨンジの姿を見る。ヨンジの表情が変化する。
パク・ヘイル
チョン・ジェヨン
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