親指さがし
12歳の少年少女6人は、廃屋となったホテルの屋上で“親指さがし”を始める。それは6人が円になって手をつなぎ、最後の呪文をとなえたら手を振り下ろす。するとそれぞれの意識は見知らぬ部屋にたどりつき、そこで親指を探すというゲームだ。「私が帰って来られなくなったらどうする?」と言う由美子に武は「僕が探すよ」と約束する。そして本当に由美子は悲鳴とともに消えた…。8年後、同窓会で再会した5人。武は行方不明の由美子のことが忘れられず、4人に「もう1度、親ゆびさがしをしてほしい」と頼む。ところがその日から、次々と仲間が死んでゆくのだった…。
山田悠介の同名小説を映画化。主役の武にはV6の三宅健。消えた少女の影に翻弄される仲間たちに伊藤歩、松山ケンイチらが扮している。いわゆるホラー映画だが、原作の持つトリッキーな構成にが効果をあげ、後半、真相が明らかになっていく過程はゾクゾクするほど。若いキャストたちは常に神妙な面持ちで、フレッシュな魅力が薄く、ホラー映画なので仕方がないのかもしれないが、三宅、松山、伊藤という旬の若手俳優を使っているのに少々惜しいという印象も。しかし、物語のおもしろさがグイグイと観る者を引き込む力を放っている。
三宅健
伊藤歩
松山ケンイチ
永井流奈
尾上寛之
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