ジュリエットからの手紙
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ニューヨークでライター志望のソフィーはニューヨーカー誌で働く調査員。イタリアンレストランのオープンに向け大忙しのビクターと結婚前の旅行でイタリア・ヴェローナに向かう。婚前のバカンスを楽しもうと期待するソフィだったが、ビクターはレストランのための食材探しに彼女を連れまわすばかり。その熱心さのあまり、ついには彼女をひとり置いて出かける始末。ホテルに置き去りのソフィはヴェローナをひとり散策、「ジュリエットの家」を訪れる。そこで見た光景は、一般観光客のほかに女性たちがなにか手紙を書いては家の壁に貼り付けている姿。怪訝そうにその様子を眺めていると一人の女性が現れて、今まで壁一面に張られていた手紙を回収し立ち去っていくのだった。ソフィは思わず彼女の行方を追っていくと、とあるレストランの奥の一室へ。そこで待つ4,5人の女性たちに手紙を次々と開封させている。思わずソフィは彼女たちに尋ねると、彼女たちはジュリエット宛に届く愛や恋の悩みをつづった手紙に返事を書いている「ジュリエットの秘書」をしているという。ソフィはそれぞれの手紙を真剣に読んでは返事を書く彼女たちの姿に心を打たれる。しばらくその様子を見ているとまた手紙を回収するから一緒に来ないかと誘われ再びジュリエットの家へ行くソフィ。壁のレンガに挟まった手紙をとろうとしたとき、レンガが抜け落ち、中から古い手紙が出てきた。それは50年前にイギリスのクレア・スミスが書いた「ジュリエットレター」だった。その手紙はヴェローナで駆け落ちまでも約束した男性と、その恋愛に反対する両親の狭間で悩む内容だった。ジュリエットの秘書たちは「その返事はあなたが書いてみたら」と勧める。何度も手紙を読み返し真剣に返事を書くソフィ。そして数日後、ジュリエットの秘書たちのもとに青年チャーリーがやってくる。「おばあちゃんにあんな手紙を送ったのは誰だ!」ソフィが書いた50年ぶりの返事で、なんとチャーリーの祖母であり送り主のクレアがいきなりヴェローナにやってきたというのだ。そしてついにソフィはクレアと対面する。思わず目を輝かせるソフィとクレア。「あなたの返事で私はここに戻る決心がついたの」と感激するクレア、50年の時を経て年老いてはいるもののそのクレアの美しさ、気高さに見とれるソフィ。一方チャーリーは祖母の体が心配で同行しなくてはならない「とんだ迷惑」と立腹している。その夜、当時の恋愛のいきさつを語ったクレアにソフィは「その運命の人を一緒に探してみましょうよ」と持ちかけると、クレアもうれしそうに承諾。「50年前の愛」を確かめる3人旅が始まるのだった。果たして運命の人は見つかるのか?
ソフィー・ホール アマンダ・セイフライド 小島幸子
チャーリー・ワイマン クリストファー・イーガン 阪口周平
クレア・スミス=ワイマン ヴァネッサ・レッドグレイヴ 沢田敏子
ロレンツォ・バルトリーニ フランコ・ネロ 坂口芳貞
ヴィクター ガエル・ガルシア・ベルナル 浪川大輔
イザベラ ルイーザ・ラニエリ
編集長 オリヴァー・プラット(カメオ出演)
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