サウンド・オブ・サンダー
サウンド・オブ・サンダー デラックス版 |
西暦2055年、科学技術の発展により人類はタイムトラベルの実現に成功する。しかし、チャールズ・ハットンの運営するシカゴの旅行代理店TIME SAFARI社が、そのタイムトラベル技術を独自に開発して完成させたタイムマシン『TAMI』を使って、白亜紀に赴きその時代の恐竜を狩るという「ハンティング・ツアーサービス」を実施し、金持ちの間では一大ブームとなっていた。しかし、この旅行は「白亜紀に自分たちの所持品を放置しない」「白亜紀から何かを持ち帰ってはならない」といった過去との干渉で歴史を作り変えてしまう非常に危険なツアーであった。
トラヴィス・ライヤーら添乗グループは、そういった事態を引き起こさない為に旅行者の行動監視を行う立場であった。しかし、ある日のツアーの最中にトラヴィスの所持していたレーザー銃がトラブルを起こし、眼前で暴れまわる恐竜を前に旅行者がパニックに陥るという事態が起きた。なんとか事態の収拾を終えてツアーから戻るも、その日の夜を境に異変が起きる。当初トラヴィスらはただの偶然と思い込んでいたが、ツアーでTAMIが着地時刻の計算ミスを犯した事をきっかけに、先日起きたツアーのトラブルで何らかの形で歴史を作り変えてしまった事を知る。しかし、その問題も解決策も見つからないまま、政府はTIME SAFARI社の閉鎖を決定する。
一方のトラヴィスらは、TAMIの生みの親でツアーの根幹となっていたソニア・ランド博士を迎え入れて事態の解明を開始。「白亜紀から1.3グラムの何かを持ち帰って来ていた」事を知り、それがいったい何か・そして誰が持ち帰ってしまったのかを究明し、ツアーで起きたトラブルの時間にタイムトラベルして未然に原因を防ぎ歴史の改変を行おうと動き出すも、歴史を作り変えてしまったことで発生したタイム・ウェイブと呼ばれる「進化の波」が立て続けに迫り、人類滅亡の危機が迫っていた。
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