スペース・ゾンビ 吸血ビールス大襲来
テキサスの田舎町にゾンビが溢れかえるというC級ホラー・コメディ。ゾンビ化する原因が宇宙から来た吸血ビールスというのはまだ許せるが、一陣の風と共にそのビールスがやって来るという常軌を逸したアイディアには怒る気力も消え失せる。ゾンビもただの青塗りメイクと血糊をぶっかけただけのもので、ゴア・シーンもさして観るべき所は無し。一応、売れない写真家ジェフと、彼を車で拾った女性ジェニーの二人が主人公だが、彼らが行く先々でゾンビに追いかけられるだけの展開も単調極まりない。軍やら大統領のドタバタも平行して描かれており、最後には街に核攻撃を加えるなどという「バタリアン」(85)を先んじた部分もあるが……。そういえば普通に言葉を喋ったりして人間と変わらないゾンビの扱いも「バタリアン」ぽいなー(本当にコレ、84年の作品か?)。実は核を落とした場所が見当違いのところで、ゾンビの町はいつもと変わらないというエンディングは馬鹿馬鹿しくて悪くないが。
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