パニッシャー: ウォー・ゾーン
パニッシャー : ウォー・ゾーン【DVD・洋画アクション】 |
元アメリカ軍兵のフランク・キャッスルがマフィアに家族を殺され、法で裁けない悪に処刑を下す「仕置人(パニッシャー)」として暗躍するようになってから6年。
ある夜、フランクはニューヨークを牛耳る巨大マフィアのパーティ会場を襲撃。幹部たちが次々と処刑されていく中、「男前ビリー」の異名を取るビリー・ルソッティはその場から逃走してしまう。事件現場に居合わせた市警の刑事からビリーの潜伏先が波止場の倉庫であると聞き、フランクはすぐさま波止場へ急行。隙を突いて倉庫へ潜入すると、ビリーの腹心であるドナテッリを射殺。続いて手下たちを次々に処刑し、ついにビリーをガラス粉砕器の中に突き落とすのだった。
処刑を終えたフランクだったが、間もなくドナテッリがFBIの潜入捜査官であったと知り衝撃を受ける。自身が護るべき「善」である人間の命を奪ってしまったことで、苦悩するフランク。思い詰めた末にドナテッリの家を訪れるも、ドナテッリの娘であるグレースの無垢な眼差し、そして妻アンジェラの憎しみを目の当たりにし、フランクはパニッシャーとしての活動を辞めることを決意する。
その頃、顔面を包帯で覆ったひとりの男が、場末の違法医師の元に訪れる。男の正体は、何と死んだはずのビリーであった。ビリーは粉砕器で顔面の皮膚や腱、さらには骨格までを引き裂かれながら、辛くも一命を取り留めていたのだった。応急処置として割れた骨格を金属板で固定し、なくなった皮膚の代わりに馬の皮膚を縫いつけられたビリー。かつて「男前ビリー」と呼ばれた面影はもはや消え去り、見るも無惨な形相へと変貌したビリーは、違法医師を殺害し、自ら「ジグソウ」と名乗り、生き残ったわずかな手下たちと共にフランクへの復讐を誓う。
ジグソウは手始めとして、精神病院に監禁されている弟の「変人(ルーニー・ビン)ジム」ことジミーを解放。続いて自身の勢力を拡大すべく、国外の組織と生物兵器の裏取引に向けて乗り出すが、自身の資金の大半がなくなっていることに気付く。かつて資金の洗浄役がフランクに殺害され、なおかつFBIの潜入捜査官という素性を持っていたドナテッリであったことからドナテッリが資金をかすめ取っていたと思いこんだジグソウはドナテッリ邸を襲撃する。
その頃、フランクは情報屋にして武器屋でもある「マイクロチップ」ことライナスの元へ向かい、自身のパニッシャーとしての辞意を伝える。だが、アンジェラとグレースのドナテッリ母娘に危機が迫っていることをライナスから告げられ、ジグソウを葬り去るまではパニッシャーの活動を続けることを決意。市警のパニッシャー対策課に属するソープ刑事、そしてドナテッリの相棒であったブディアンスキー捜査官の協力を得て、母娘を自身の隠れ家に匿うことに成功する。
しかし安心したのもつかの間、ジグソウの怒りはいよいよ頂点に達し、ニューヨーク中の様々な組織を一挙に集めてフランクを迎え撃つという大胆不敵な計画を企てる。さらにはフランクをおびき寄せるエサとして、フランクが留守の間に隠れ家を急襲。ライナスの弟分を殺害すると、ドナテッリ母娘とライナスを拉致してしまう。
ジグソウの卑劣な手段に激怒したフランクは、母娘を護るため、そしてジグソウとの決着を付けるために、一千人ものマフィアが待ち受けるウォー・ゾーン(交戦地帯)へと自ら飛び込んでいくのだった…。
フランク・キャッスル
(=パニッシャー) レイ・スティーヴンソン 大塚明夫
ビリー・ルソッティ
(=ジグソウ) ドミニク・ウェスト 斎藤志郎
アンジェラ・ドナテッリ ジュリー・ベンツ 藤本喜久子
ポール・ブディアンスキー FBI捜査官 コリン・サーモン 西凛太朗
ルーニー・ビン・ジム ダグ・ハッチソン 高木渉
マーティン・ソープ刑事 ダッシュ・ミホック 木下浩之
ライナス・"マイクロチップ"・リーバーマン ウェイン・ナイト 原田晃
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