映画版 ねこタクシー
映画版 ねこタクシー 【DVD】 |
間瀬垣勤、40歳。元は中学校の教師であったが、人付き合いが苦手で、生徒とのコミュニケーション不全に耐え切れず、退職。現在はアサヒタクシーでタクシー運転手をしている。だが、人付き合いが苦手な勤は常に営業成績は最下位、客からはクレームをつけられ、妻には期待されず娘にはバカにされ、肩身の狭い思いで日々を過ごしていた。
そんなある日、昼食の弁当を食べようと土管公園で腰を下ろしていると、『御子神』と書かれた名札のついた首輪をした、一匹の三毛猫が弁当のおかず欲しさにこちらをじっと見つめている…勤はその御子神さんのふてぶてしい姿に心を奪われてしまう。
後日、勤は仔猫を抱いた白髪の老婆を客として乗せる。その老婆は「ねこババァ」と呼ばれる、釣銭詐欺を働く業界内では要注意人物であったが、それを知らなかった勤はまんまと詐欺の被害に遭ってしまう。それから意を決して被害額を弁償してもらおうと、勤は老婆の住むボロ屋敷を訪ねることになった。散らかった屋敷の中に多くの猫が住んでいたのだが、その中に混じって、何とあの御子神さんの姿も…。御子神さんを見た勤は、その御子神さんと生後2ヶ月のコムギ(マンチカン ロングヘアー)を自宅で飼うこと、そしてその二匹とともに『ねこタクシー』を開業することを決心し、ねこババァに掛け合い、譲ってもらったのであった。
妻と娘、そして勤と同車の沼尻の理解も得て、会社には内緒で『ねこタクシー』を開業した勤。口コミで評判が評判を呼び、営業成績は急上昇。自分に自信が持てるようになったその矢先、同僚の丹羽がそっくり勤を真似て、同じように『ねこタクシー』を開業してしまう。しかも雑誌に取り上げられたことで、職場はパニックとなってしまう。
丹羽が謹慎処分となったことで、『ねこタクシー』を続けていくことができなくなった勤はショックを受ける。そこに輪をかけて、百足市保健所から宗形が部下を連れて職場に乗り込んでくる。勤は「御子神さんもタクシーに乗りたがっている」と必死に説得するも、宗形は「動物虐待に他ならない」と『ねこタクシー』の営業に難色を示す。加えて、「『ねこタクシー』は動物園と同じく"動物の展示"に該当するため、会社が動物取扱業者として登録した上で許可を得ること、またそのためには動物取扱責任者を置くことが必要である」と言われたことで、勤は返す言葉が見つからなくなってしまう。
御子神さん、そしてコムギと一緒に、また『ねこタクシー』をやりたい。勤は、そんな気持ちを抑えられなくなってしまい、ついにある行動に出る…。
御子神さん - みーすけ
間瀬垣勤 - カンニング竹山
間瀬垣真亜子 - 鶴田真由
間瀬垣瑠璃 - 山下リオ
丹羽仁美 - 芦名星
松本スミエ - 室井滋
宗形 誠二 - 内藤剛志 映画版のみ。保健所の職員であり責任者。動物愛護の使命から、勤の『ねこタクシー』の営業には難色を示す。
真泉平 - 高橋長英
沼尻崇 - 甲本雅裕
炎悟 - 水木一郎 映画版のみ。人気歌手。百足市に来ていた時に乗ったタクシーが、勤の『ねこタクシー』であった。自身のブログでそれを取り上げたところ、たちまちブログが炎上してしまう。
菅沼 - 塚本高史
飯島 ‐ 田村泰二郎
飯島夫人 ‐ 根岸季衣
宗形の母 ‐ 草村礼子
DJみちる(声のみ) - 加藤英美里
その他 - 柳沢なな、李千鶴、リッキー(ブッチャーブラザーズ)、唐沢美帆、秋山実希、味里、多菊八重
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