ターン
【送料無料】【DVD】[AEBD-10107]ターン 特別版 [ 牧瀬里穂 ] |
小学校教師の母と二人暮らし、版画教室の講師を勤める銅版画家の森真希は、ようやく作品を1枚だけ画廊に展示してもらえるようになった。
そんな矢先、彼女は版画教室に急ぐ途中センターラインをオーバーしてきたトラックと正面衝突。次の瞬間目覚めるとなぜか前日の午後と同じように、自宅のチェアーで横になっていた。胸の上には図書館に返却したはずの植物図鑑がある。投函したハガキもある。冷蔵庫にしまったトマトは外にある。冷蔵庫のドアを開けると、昨日も落ちてきたチーズが落ちてくる……。
彼女は前日の同じ時刻に戻ってしまっていたのだ。
いぶかしげに外に出てみると、人は誰もおらず、車も通らず、賑わっていたはずのフリマも商品が並んでいるだけ。 そこは真希以外の生き物は存在しない世界だった。そして事故に遭った2時15分になると再び前日に戻ってしまう、その繰り返しと同じ日々を繰り返さねばならない無意味さ、孤独の日々が延々と続く。虫の声のCDをセットしたり、ホースにシャワーの口をつけて雨を降らせて気を紛らわそうとしても、寂しさに耐えきれず泣き出す。そして突然、音のしない世界で、電話が鳴る。
真希の作品を使わせて欲しいというグラフィックデザイナー・泉洋平からの電話が、なぜかこの世界に繋がったのだった。それは現実の世界と、1人しかいない自分だけの世界との唯一の繋がり。このまま電話を切らないでいてくれと懇願する真希に最初は戸惑う洋平。真希は神隠しに遭ったんだと言ったが、洋平が真希の家を訪ねてみると、真希は交通事故で入院し、意識不明でいると知る。つまり、現実の世界にも真希は存在している事になる。母親を電話口に出させてみるが、真希と洋平にしかお互いの声が聞こえないらしい。真希の世界は6月だが、現実の世界は12月だという。毎晩8時に電話に出る事を約束し、お互いの姿が見えないまま、時空を超えてデートをする二人……。
森真希 - 牧瀬里穂
泉洋平 - 中村勘太郎
森里子(真希の母) - 倍賞美津子
柿崎清隆 - 北村一輝
松原(洋平の上司) - 柄本明
正宗ゆかり - 川原亜矢子
高峰の奥さん - 松金よね子
画廊主人 - 小日向文世
美術館店女店員 - 小林麻子
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