007 慰めの報酬
007/慰めの報酬 [Blu-ray] (2011/04/22) ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ 他 商品詳細を見る |
前作『007 カジノ・ロワイヤル』からの続編で、相変わらず組織から理解されずにいたジェームズ・ボンドは、将来を誓い合いながらもヴェネツィアで死んだ英国財務省のヴェスパーを操っていた男、「ミスター・ホワイト」を唯一の手掛かりとしてその背後にある組織を探っていた。
場所はイタリアの古都シエーナ。ボンドはアストンマーチン・DBSで謎の組織の構成員が操るアルファロメオ・159と激しいカーチェイスを繰り広げた末、何とか銃撃をかわしてミスター・ホワイトを「M」のもとに連行するも尋問中に仲間内で突然の裏切りが起こる。結局、ミスター・ホワイトは裏切り者の手引きにより逃走、ボンドは裏切り者を追跡の末、生け捕りにせず殺してしまう。
だが、裏切り者の遺した手掛かりからボンドはある一人の男の存在に辿り着く。ドミニク・グリーン、この男の表の顔はグリーン・エコロジーを謳ったNPO法人「グリーン・プラネット」の代表者。しかし裏の顔は、ヨーロッパと中南米を行き来し、利権のために元ボリビア軍事政権トップであるメドラーノ将軍のクーデターを支援する巨大組織の幹部であった。一方、かつてメドラーノ将軍に家族をなぶり殺された女、カミーユもまた、復讐心を秘めてグリーンに近づこうとしていた。
グリーンはボリビアの天然資源の採掘利権を餌に秘密裏にCIA南米支局とも連絡をとっていた。この利権を巡っては様々な駆け引きが裏で繰り広げられており、そこには英国の政府の中枢部の一部も関わっていた。そのためボンドは祖国や味方であるはずの組織からも追跡を受け、犯罪の濡れ衣まで着せられてしまうが、鋼鉄の意志を曲げず、いまや自分を始末しようとするCIAの追手からも逃れながら、カミーユとともに天然資源利権の背後にあるグリーンの陰謀を阻止すべく立ち向かって行く。果たしてボンドの行動は職務のためか、それとも復讐のためか。同じように愛する者の命を無残に奪われた男と女に慰めのときは訪れるのか。
ジェームズ・ボンド - ダニエル・クレイグ(吹き替え:小杉十郎太)
カミーユ - オルガ・キュリレンコ(吹き替え:佐古真弓)
ドミニク・グリーン - マチュー・アマルリック(吹き替え:家中宏)
M - ジュディ・デンチ(吹き替え:此島愛子)
ストロベリー・フィールズ - ジェマ・アータートン(吹き替え:冠野智美)
メドラーノ将軍 - ホアキン・コシオ
フェリックス・ライター - ジェフリー・ライト(吹き替え:辻親八)
レネ・マティス - ジャンカルロ・ジャンニーニ(吹き替え:菅生隆之)
ミスター・ホワイト - イェスパー・クリステンセン
ビル・タナー - ローリー・キニア
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