CUBE ZERO キューブ・ゼロ
[DVD] CUBE ZERO |
『キューブ ゼロ』は第一作の『キューブ』(CUBE)より時間的に遡った完結編だが、迷宮に閉じこめられた人物だけでなく、それらを監視する人間にも焦点が合わされている点で第一作とも続編『キューブ2』(Cube 2: Hypercube)とも異なる。キューブの技師で天才的な能力を持つ青年エリックと、キューブに捕らわれた女性レインズを中心に展開する。
物語は、キューブからの脱出を試みる男が罠によって惨殺される場面から始まる。迷い込んだ部屋で男は壁のノズルから液体を吹き付けられる。匂いや味がしないことがわかり水だと思って安堵したのも束の間、おそらく人食いバクテリアのようなものが含まれていたのだろう、男が手を擦ると彼の体はすでに分解し始めており、たちまち全身が溶けて崩壊するのだった。
そんな光景も、キューブの技師エリックと、上級技師の同僚ドッドにとってはモニターを通して見飽きたものだった。エリックは目の前でチェスに没頭するドッドをモデルに「チェスマン」なるスーパーヒーローのスケッチを描きながら、同時にそのチェスを頭の中だけで解き、易々とドッドを負かしてしまう天才である。長いこと戻らない他の同僚のことをエリックはしきりに尋ねるが、ドッドはキューブでの仕事について深く詮索しないようたしなめる。
彼らはエレベーターを通じて、「被験者」のレム睡眠状態を記録すること、という「上の階」からの指令を受け取る。エリックは被験者レインズの夢の中に、娘のアンナと明るい森の中を歩いていて捕らえられる場面を見る。キューブの中でレインズは他の被験者たちに出会うが、一人の男の額には彼女を捕えた兵士たちと同じタトゥーがあった。しかし、誰もがキューブ以前の記憶を失っているのだった。
ザカリー・ベネット:エリック・ウィン、キューブの技師。
ステファニー・ムーア:カッサンドラ・レインズ、市民活動家
マイケル・ライリー:ジャックス、キューブの中間管理者
マーティン・ローチ:ハスケル、もと兵士
デヴィッド・ヒューバンド:ドッド、キューブの技師
マイク・ナーギャング:メイヤホールド、キューブに囚われた男
リチャード・マクミラン:バートク、キューブに囚われた男
テリ・ホークス:ジェリコ、キューブに囚われた女
トニー・マンチ:オーウェン、もと技師
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