ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密
トワイライトジェミニの秘密 ― ルパン三世 TVスペシャル第8弾 [DVD] (2000/08/23) 栗田貫一、小林清志 他 商品詳細を見る |
「ベイビィ、これがトワイライトと言われるダイヤだ…」
そう言ってヨーロッパ暗黒街の全てを知る老首領ドルーネは、ルパン三世に1つの大きなピンク・ダイヤを手渡した。変則的なカッティングが施されたそのダイヤは、ドルーネによるとモロッコのある民族の隠し財宝の鍵になっているということをルパンに告げる。
早速モロッコに向かったルパンであったが、モロッコに向かう列車の車中で、銭形警部が仕掛けた「ルパン逮捕作戦」にハメられてしまい警官隊に取り囲まれてしまう。だがそこへ、特殊暗殺工作部隊を率いて忍者傭兵の貞千代が乗り込んできて、列車内は大混乱に陥る。
銭形と、五ェ門と同門だったオカマの殺し屋貞千代の追撃をかわして逃亡に成功したルパンは、ようやくモロッコに到着する。
そのモロッコでは、かつてのイギリス占領政策を背景に街の実権を握るイゴ族と、奪われた民主自治の復活を求めるゲルト族が対立していた。100年以上の長きにわたってゲルト族に受け継がれてきた、民族の悲願が息づく街角でルパンの前に現れたのは、地道に抵抗運動を続けるゲルト族の少女ララ、そしてご存知峰不二子であった。
再び襲撃してきた貞千代をかいくぐり、捜査に乗り込んできた銭形警部をごまかしながらルパンの耳に入ってきた情報は、ゲルト族の抵抗運動が長老の率いる一派と、長老の息子ガルが中心になって結成した新興結社の2つに分かれて活動しているというものだった。
警察とイゴ族の追跡を逃れ、ラクダに乗って街の外へ脱出したルパンとララだったが、砂漠の底なし穴に飲まれかけ、九死に一生を得る。ルパンが気がつくと、銀色の月光の下でララが水浴をしている。そして、その胸にはトワイライトと瓜二つのダイヤモンドが輝いていた。本人も知らなかったが、実はララはゲルト族の姫だったのだ。そしてルパンは、若き日のドルーネがゲルト族のために戦ったゲルトの英雄だということ、そしてララはドルーネの孫娘であるということを知る。
不二子の調査、独自で動いていた次元の情報も加え、結社はICPOの新任本部長ジャンが、長老の息子ガルを殺害してデッチ上げたものであることをルパンは見破った。
イゴ族の内部に隠れゲルトとしていたブルトカリー巡査、同門としての恥であると貞千代を追ってきた五ェ門も加わり、砂漠の果てのゲルトの遺跡で最後の激闘の火蓋が切られた。
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