エコエコアザラク R-page
エコエコアザラク R-page [DVD] (2007/03/21) 近野成美、伊藤裕子 他 商品詳細を見る |
黒魔術を駆使する若い魔女・黒井ミサ(くろいミサ)を主人公とし、ミサに関わる奇怪な事件、人々の心の闇を描く。原作の黒井ミサは、善人であれ悪人であれ場合によっては人を平気で惨殺する非情な魔女として登場、特に自分に対する性犯罪者に対しては容赦ない場面がたびたび描かれた。
ミサは魔女としての残忍さと普通の女子高生としての可愛らしさを併せ持つ得体の知れないキャラクターであるが、回が進むにつれ、比較的明るい性格の娘へと変化していった。しかし、基本的には邪悪さを隠し持ったダークヒロインであった。
黒井ミサが唱える呪文は、バスク語に由来する魔女宗の典礼聖歌の一つ「エコエコアザラク エコエコザメラク エコエコケルノノス エコエコアラディーア」(Eko, Eko, Azarak, Eko, Eko, Zomelak, Eko, Eko, Cernunnos, Eko, Eko, Aradia!)などを用いる。
本作は前述の映画シリーズや、後述のTVシリーズとの明確な繋がりは不明である。が、過去のTVシリーズなどへのオマージュ的なシーンも複数観ることが出来る。
当初、ミサの服装は旧映画版と同じく普通の黒い制服のはずであったが、主演の近野成美によると衣装担当者のアドリブにより、当初はなかった黒いレース・フリルが手製で付け加えられることで所謂『ゴスロリ』風の特異な衣装となった。
また、本作では映像作品としては初めて『首筋のカエルの手のような痣』『顔をくしゃくしゃにして殴られた顔を元に戻す』といった原作版の有名シーンへのオマージュ描写がある。アイスクリームの食べ方がわからないなど、まるでミサが人間ではないかのような描写もある(ミサ自身のキャラクターも、シリーズ中最も抑揚がない)呪文詠唱にも他のシリーズと違い、エコーが使われず抑えめの演出がされている。さらに他シリーズのミサと違い、剣ではなく銀色の杭のような針状のアイテムを魔術道具として使用している(自身の髪の毛から変化させているような描写もある)それ以外にも『聖獣ドルギガの涙』なるダウジングツールも使用している。
本作は近野成美、梅澤詩音以外にもavex製作の『平成仮面ライダーシリーズ』に縁がある俳優達が多数出演していることも特徴である。特に主演者の一人である梅澤詩音を活かしたある仕掛けがある。
黒井ミサ:近野成美
梢:伊藤裕子
隆:虎牙光揮
冴子:柳沢なな
ワタル:梅澤詩音
リーダー:IZAM
神父:篠井英介
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