海がきこえる
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(原作とは細部の設定が異なる)高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。その後、はじめての夏休みに同窓会のために故郷・高知へと帰省する道中、拓はその高校時代を思い起こす。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子の存在を振り返っていく。
杜崎 拓(もりさき たく)
性格は純粋。口が軽く、ブッキラボウな事も言うが、どちらかと言えば自分からは行動しない守り型の性格。高校卒業後、東京の大学に進学する。原作では石神井公園に下宿していることから、進学先は日本大学芸術学部が有力である。実家は高知市五台山。
武藤 里伽子(むとう りかこ)
両親の家庭問題で、5年生(高校2年生)の8月に東京から母親の実家のある高知に引っ越してくる。容姿端麗で学業成績ならびにスポーツも優秀だが、人付き合いは苦手。転校生でありながら高知弁をあからさまにバカにしたり、クラス活動にも参加しないため、友人は小浜裕実一人のみ。松野が想いを寄せる。高校卒業後、地元の高知大学を受験し合格したが、実は密かに東京の女子大(清泉女子大学が有力)を受験し進学していた。
松野 豊(まつの ゆたか)
拓の親友。密に里伽子に恋している。あることがきっかけで拓と絶交状態になっていたが、高校卒業後の夏休みに帰郷した拓と和解した。高校卒業後、京都の大学(アニメでは「京都の国立大学」)に進学した。
小浜 裕実(こはま ゆみ)
里伽子の友人。6年生(高校3年生)のクラス替えの際、たまたま席が隣で里伽子と仲良くなった。お嬢さん育ちで、周りからは里伽子が「女王さま」なのに対してその「侍女」という印象を少なからず受けていた。高校卒業後、神戸の女子大(神戸女学院大学が有力)に進学した。のちに「里伽子に利用されていたみたいな感じする」とアサシオに打ち明けている。
山尾 忠志(やまお ただし)
太った体格で郷土が誇る関取の名にちなんで「アサシオ」と綽名されている。密に裕実に恋している。飲兵衛。開業医のひとり息子で、高校卒業後、なりたくもない医者になるために東京の私立医大へ進学した。
清水 明子(しみず あきこ)
拓の高校時代のクラスメイトで、拓曰く典型的なクラス委員長タイプ。とあることでクラスの女子数人が里伽子を吊し上げした際のリーダー的存在。高校時代は里伽子を嫌っていたが、高校卒業後の夏休みに高知で里伽子と偶然再会し、和解した模様。
岡田(おかだ)
東京時代の里伽子のクラスメイト。元恋人でプレイボーイ。里伽子との再会時には、里伽子の友達と付き合っていた。ジャニーズ事務所にスカウトされても不思議ではないハンサムぶりで、拓は「ジャニーズ岡田」と呼称している。
津村 知沙(つむら ちさ)
拓の大学の先輩で長身の美人。津村知沙に関わったことで拓は東京で偶然に里伽子と再会することとなる。続編で拓は里伽子と知沙の両者に悩まされることになる。
田坂 浩一(たさか こういち)
拓の大学で同学部だが学科が異なる先輩。拓が定期的に通うコンビニでアルバイトをしている。あることがきっかけで「リハビリ」中にある知沙と付き合いながら彼女を支えている。
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