月世界旅行
月世界旅行 [ エール ] |
フランス語での原題は"Le Voyage dans la Lune"、英語では"A Trip to the Moon"。日本では『月世界旅行』として知られている。1902年にフランスのジョルジュ・メリエスによって脚本・監督された。モノクロ・サイレント映画。1秒16フレームで、14分の作品である。大砲で月へ行った人間が、月人に出会うというプロット。ヴェルヌの『地球から月へ』『月世界へ行く』の二部作を大幅に簡略化し、変更を加えたもの。後半の月人のエピソードはH・G・ウェルズの『月世界最初の人間』(1901年)が基になっている。
当時の映画としては、複数のシーンがあり、なおかつ物語があるという、非常に画期的なものであった。また、世界初のSF映画とされる。映画史を語る上で必ず登場する重要な作品の一つである。
1994年ごろ以降の数年に、日本のTV番組「ポンキッキーズ」では挿入歌『さあ冒険だ』のイメージとして、この映画の場面にガチャピンやPちゃんなどのキャラクターを合成した映像が使われた。 また、1995年のクイーンのシングル『ヘヴン・フォー・エヴリワン』のプロモーションビデオでも映画の一部が引用され、その上にメンバーの映像を重ねる編集が施された。
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