ヒットマンズ・ボディガード
ボディガードのマイケル・ブライスは日本人の武器商人、クロサワの護衛を担当することとなった。任務を無事に終えられると思った矢先、クロサワは暗殺されてしまった。
それから2年後。依頼人を守り切れなかったブライスは一線を退き、会社社長の護衛をすることで生計を立てていた。その頃、ベラルーシの独裁者、デュコビッチは人道に対する罪を犯したとして国際司法裁判所で裁かれることになっていた。しかし、彼が犯した罪を追及することは困難を極めることとなった。デュコビッチは自らの罪を立証できるような人間を片っ端から殺していたためである。国連にとっての最後の希望はダリウス・キンケイドであった。凄腕のヒットマンとして知られるキンケイドは、妻(ソニア)の釈放と引き替えにデュコビッチを有罪にするための証言をすることに同意したのであった。
インターポールの高官、ジャン・フーシェはアメリア・ルーセルをキンケイド護送チームのリーダーに任命した。ルーセルはブライスの元カノでもあった。護送部隊はデュコビッチの息がかかった者たちによって襲撃され、キンケイドとルーセル以外の全員が殺されてしまった。安全な場所に身を隠した2人は、インターポール内に内通者がいる可能性を疑っていた。その可能性が高い以上、インターポールに救援を求めるのは危険だと判断したルーセルは、ブライスに協力を要請した。キンケイドとルーセルに因縁があるブライスはその要請を断ろうとしたが、汚名返上に協力することを条件に、キンケイドの護衛に参加することにした。ルーセルは報告のためにインターポールに向かい、ブライスとキンケイドは追っ手から逃げ続けることとなった。
インターポールの内通者はフーシェであった。フーシェはキンケイドを売り渡す見返りをデュコビッチに求めたが、デュコビッチはフーシェの腕を突き刺し、「報酬を払うのはキンケイドが死んだときだ」と言った。追っ手の殺し屋たちは、キンケイドのスマートフォンから居場所を割り出すことに成功し、2人を奇襲した。2人は殺し屋たちを退けたが、逃走用の自動車が壊されてしまった。2人はヒッチハイクで港へと向かうことにした。キンケイドはソニアに花束を送るために、ブライスの監視下から離れた。キンケイドの行方を追ったブライスは、追っ手の殺し屋と戦闘になったが、あっさり皆殺しにした。暇を持てあましたキンケイドは「2年前、クロサワを狙撃したのは俺だよ。報奨金目当てに殺したんだ。」とブライスに明かした。それを聞いたブライスは激怒した。彼は2年前の一件をルーセルの裏切りだと確信し、それが破局の原因になったからである。
ブライスが追っ手に捕まるというトラブルがあったものの、2人は何とかハーグの裁判所に到着することができた。一方、キンケイドの抹殺に失敗したことを知ったデュコビッチは次の一手を講じた。
マイケル・ブライス - ライアン・レイノルズ(落合弘治): プロのボディガード。
ダリウス・キンケイド - サミュエル・L・ジャクソン(石井康嗣): 凄腕のヒットマン。
ヴラディスラフ・デュコビッチ - ゲイリー・オールドマン(安原義人): ベラルーシの独裁者。
アメリア・ルーセル - エロディ・ユン(藤田奈央): インターポールの捜査官。ブライスの元カノ。
ソニア・キンケイド - サルマ・ハエック(浅野まゆみ): キンケイドの妻。
ジャン・フーシェ - ジョアキム・デ・アルメイダ(魚建): インターポールの副局長。
レナータ・カソリア - ティネ・ヤウストラ(オランダ語版)(森本73子): インターポールの局長。
イバン - ユーリ・コロコリニコフ(英語版)(こばたけまさふみ): デュコビッチの腹心。彼に従う兵士達のリーダー。
レビチン - ミハイル・ゴア(さかき孝輔): デュコビッチの弁護士。
モレノ - バリー・アトスマ(英語版)(斎藤寛仁): 検察官。
アシモフ - ロッド・ハレット(佐々木拓真): デュコビッチに家族を殺された教授。
シーファート - リチャード・E・グラント(谷内健): ヤク中の弁護士。
ギャレット - サム・ヘイゼルダイン(英語版)(中村和正): インターポールの捜査官。
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