エージェント:ライアン
アメリカ同時多発テロ事件の後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに在学していたジャック・ライアンはアメリカ海兵隊に入隊し、アフガニスタンで戦うが、ヘリコプターが撃墜されて脊椎を損傷する。療養中に、ライアンは医学生キャシー・ミュラーと親しくなり、自分をリクルートしようとするCIAのトマス・ハーパーに会う。
10年後、ライアンは表向きウォール街の会社で働きながら、密かにCIAのためにテロリストの資金の流れを追う。ロシアが国連の投票で敗北した時、ライアンは不自然な市場の動きに気付く。ロシアの億万長者のヴィクトル・チェレヴィンが運営する組織の口座にアクセスできないことを知る。
ライアンの会社がチェレヴィンと取引をしていたため、ライアンは監査のためにモスクワに行く。モスクワに着いた途端、ライアンはボディガードを装う暗殺者に命を狙われてる。ライアンはSOSを送り、バックアップがハーパーであることに驚く。ライアンは、チェレヴィンが密かにドルの価値を吊りあげており、テロの直後に大量の米国債を売ってドルの暴落とアメリカ経済の崩壊を計画していると説明する。
翌日ライアンはチェレヴィンと面会するが、監査対象の会社は既に売却したと言われる。一方、ライアンの婚約者となっていたミュラーは浮気を疑ってモスクワにやって来る。規則に反してライアンは自分がCIAのために働いているとキャシーに教える。ライアンはミュラーを伴い、レストランでチェレヴィンに会う。ライアンはミュラーを意図的に侮辱し、席を立ってチェレヴィンのオフィスに忍び込み機密情報を盗む。翌朝にテロを起こし、大量の売り注文で市場の暴落が計画されていることを知る。チェレヴィンはミュラーを誘拐させるが、ライアンが救い出す。
ライアンは、チェレヴィンが息子アレクサンドルを密かに合衆国に潜入させていた事を知る。合衆国に戻る飛行機の中で、ライアンはアレクサンドルの潜伏場所とウォール街が攻撃対象であることを突き止める。ライアンは、アレクサンドルの乗る偽の警察車両を見つけてウォール街の地下に追いつめ、車両に搭載された大量の爆弾に気付く。ライアンは車を川に落下させ、爆発直前に飛び降りてアレクサンドルは死ぬ。チェレヴィンは陰謀仲間に処刑され、ライアンとハーパーはホワイトハウスに呼ばれて大統領に説明する。
ジャック・ライアン - クリス・パイン(阪口周平): CIAアナリスト。表向きは投資銀行のコンプライアンス担当。
キャシー・ミュラー - キーラ・ナイトレイ(渋谷はるか): ジャックの婚約者。医師。
トマス・ハーパー - ケビン・コスナー(中村秀利): ジャックのCIAでの上司。
ヴィクトル・チェレヴィン - ケネス・ブラナー(高瀬右光): ロシアの大実業家。
アレクサンドル・ボロフスキー - アウレック・アットゴフ: アメリカに潜伏しているロシアの工作員。
ディミトリ・レムコフ - ペーター・アンデション(英語版): チェレヴィンの警備主任。
エムビー・デン - ノンソー・アノジー(英語版): チェレヴィンのボディガード。空港でジャックを迎える。
ロブ・ベリンガー - コルム・フィオール(仲野裕): ジャックの投資銀行での上司。
エイミー・チャン - ジェンマ・チャン(英語版)(岡寛恵): CIAの女性エージェント。
ディクソン・ルイス - デヴィッド・ペイマー(仲野裕): アメリカの外交官[5]。
FBI捜査長官 - カレン・デヴィッド(英語版)
ソローキン内務大臣 - ミハイル・バリシニコフ(クレジットなし)
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