破壊!
ロサンゼルス市警の風紀課に勤める刑事、マイケルとパトリックは売春婦を摘発するという仕事に従事していた。ある日、二人はジャッキーという有名なコールガールを逮捕した。しかし、次の仕事を任されているうちに、ジャッキーに関する証拠がもみ消されていた。実は署長が彼女の顧客であったために都合よく放免されていたのである。そしてまたしても新しい仕事を任せられることになった。売春と麻薬を取り扱うポルノ・ショップの調査というもので、売春婦は逮捕できたものの麻薬は発見できなかった。二人は麻薬捜査の令状を取ろうとするも、許可されなかった。そこで勝手に深夜のポルノ・ショップへ忍び込み捜査をすることにした。結果、麻薬を発見し、その場にいた売人たちも逮捕したものの、応援で駆けつけた警官が間抜けだったために一人を取り逃がしてしまう。しかも上司から、署長は麻薬組織のボスであるリゾーとも癒着しており、これ以上事件に首を突っ込むなと逆に注意されてしまう。
その後、公衆便所に出没する変質者を捕まえるという不毛な仕事に回された二人は、自分たちの刑事生活を振り返った。当初は下らない仕事ばかりだったが、それは今も変わっていなかった。そうしている間にも、大悪党であるリゾーは気ままに生活をしていることに気付き、怒り心頭に発した二人はリゾーの元を訪れた。そして、自分たちは決して買収などされないということを告げる。しかし、リゾーに嫌がらせをしたために報復に遭ってしまった。上司にそのことが知れてしまったために、二人はコンビを解消される。それでも怒りと執念が尽きることはなく、週末を返上して嫌がらせを続けた。しばらくしてリゾーは病に倒れ、入院することになった。しかし彼の病院を張り込んだ二人は病気が口実であり、実際は病室で麻薬の取引をしていることに気付き、逃走するリゾーを捕まえて銃口を向けた。ところがリゾーは、何の証拠も残っていないのだから自分は逮捕されないと言い放ち、二人を嘲笑する。それを聞き、自分の無力と組織の腐敗に絶望したマイケルは、遂に転職することを決意するのだった。
マイケル・キニーリー - エリオット・グールド(伊武雅刀)
パトリック・ファレル - ロバート・ブレイク(尾藤イサオ)
カール・リゾー - アレン・ガーフィールド(勝田久)
スティーヴン - アントニオ・ファーガス(富山敬)
ジャッキー - コーネリア・シャープ(高畑淳子)
ケネフィック主任 - ジョン・ローレンス(増岡弘)
リゾーの用心棒 - シド・ヘイグ(加藤正之)
マーヴィン - マイケル・ラーナー(平林尚三)
ウェルドマン - ウィリアム・シルベスター(岸野一彦)
ドリス - エリン・オライリー(小宮和枝)
シンプソン判事 - アイヴォー・フランシス
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