細菌列島
新潟のとある病院に、細菌に感染した1人の患者の絶叫が響きわたる。その患者は突然、“ふ、ふるしちょふ!”と叫ぶと同時に顔が爆発し、体液が蒸気のように噴出して死んでいった。死んだ患者の顔は丸々と膨れ上がり、髪は天然パーマのように逆立っている。その姿は、“キタ国”の将軍様(竹中直人)そっくりであった。その未知の細菌の潜伏期間は数時間から1日で、発病すると48時間以内にせん妄状態に陥り、ほぼ100%の確率で死に至る。将軍様の息子で後継者である月岡正一(須藤謙太朗)は日本に潜入し、側近・鬼木(嶋大輔)が献身的に支えてくれるのを無下にあしらいながら、一般市民としてひっそりと暮らしていた。しかし、別れた恋人で、細菌に感染した患者を救おうとする医師・水橋いずみ(三輪ひとみ)の息子・翔太が細菌に感染したことを知り、息子を救うために行動を起こす。だが、正一の命を狙うCIA諜報員・ボンザノ(パンツェッタ・ジローラモ)、オカマの防衛大臣・神山(大堀こういち)とオカマの刑事・室田(前田建)、細菌の感染元を謎の惑星“ステルス”だと断定する天文学者・柄本(伊藤幸純)、謎のヘルス嬢・イブ(原紗央莉)たちが正一の行く手を阻む。さらに、正一の隣に住む吉田(石野真子)も、極秘ミッションを抱えていた。
月岡正一 須藤謙太朗
水橋いづみ 三輪ひとみ
鬼木 嶋大輔
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