RAMPO インターナショナル・ヴァージョン
「映画生誕100年・江戸川乱歩生誕100周年・松竹創業100周年記念作品」と銘打って公開された。「プロデューサーによる作り直し」、「ふたりの監督による2バージョン同時公開」、「劇中のサブリミナル効果」など映画内外の数々のエピソードが話題になった作品である。
プロデューサーの奥山和由は監督の黛りんたろうが完成させた作品に納得できず、自らメガホンを取って全体の70%を撮り直すなど映画を再構成、自分なりの作品を作り上げた[1]。それぞれは「黛バージョン」「奥山バージョン」と呼ばれ、同じ日に別々の劇場で公開された[1]。上映時間はそれぞれ93分と98分。配給収入は12億円[2]。
1995年5月27日には「奥山バージョン」に未公開シーンを加えてさらに再編集したものに、千住明による音楽(指揮:ヴァーツラフ・ターリヒ、演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)を追加した上映時間100分の「インターナショナル・ヴァージョン」も公開された。
昭和初期の東京。探偵小説家の江戸川乱歩は、ある事件で夫殺しの嫌疑をかけられている女性・静子(羽田美智子)に興味を持つ。この事件が自分の書いた小説にそっくりだったためである。乱歩は小説の中に自分の分身・明智小五郎を登場させて静子を助けようとする。
明智小五郎 … 本木雅弘
江戸川乱歩 … 竹中直人
静子 … 羽田美智子
横溝正史 … 香川照之
大河原侯爵 … 平幹二朗
検閲課官吏 … 佐野史郎
帝室美術館門番 / カフェの主人 … 岸部一徳
骨董屋主人 … 江戸家猫八
執事藤森 … 高城淳一
女中頭 / 根津界隈の主婦 … 樹木希林
円タクの運転手 … マルセ太郎
山口雄大
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