わが青春に悔なし
わが青春に悔なし [ 原節子 ] |
日本が戦争へと歯車が狂い始めていた1933年(昭和8年)、京大教授の八木原夫妻とその娘・幸枝、父の教え子である糸川と野毛ら7人の前途有望な学生達は、吉田山でピクニックを楽しんでいた。全てに慎重で常識と立場を重んじる糸川と、正しいと信じた事は立場に関係なく主張する野毛の二人は幸枝に好意を持っていた。幸枝も好対照な二人それぞれに惹かれていた。しかし、大学では京大事件が発生し、自由主義者の八木原教授は罷免されてしまう。やがて大学を追われた八木原は弁護士、糸川は検事になり、野毛は左翼運動に身を投じていた。野毛に強く惹かれていた幸枝は上京して自活の道を選び、野毛の後を追った。1941年(昭和16年)、幸枝は野毛と結婚する。だか、野毛は戦争妨害を指揮したとして逮捕され、獄死してしまう。
八木原幸枝:原節子
野毛隆吉:藤田進
八木原教授:大河内傳次郎
野毛の母:杉村春子(文学座)
八木原夫人:三好栄子
糸川:河野秋武
野毛の父:高堂国典
毒いちご:志村喬
文部大臣:深見泰三
筥崎教授:清水将夫
学生:田中春男
刑事A:光一
刑事B:岬洋二
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