クローゼット・ランド
暗闇の中で男の声が聞こえる。1人はしゃがれ声で、もう1人は物静かな声だ。やがて、しゃがれ声の男が消え、暗闇には1人の男(アラン・リックマン)と1人の女(マデリーン・ストウ)だけが残る。女は絵本作家。男は国の命令によって彼女を逮捕し、反社会派であることを認める告白文に署名させようとしている人物であった。逮捕の理由は、絵本「クローゼット・ランド」。これは女が書いたもので、そこには彼女自身も気づかなかった権力に反抗するメッセージが綴られていた。女はなんとかしてそれが単なる子供向けのお話に過ぎず、反社会派などということは誤解なのだと説こうする。しかし、男の尋問は執拗に続き、しまいには残酷で卑猥な拷問へと変貌していく。目隠しをされた彼女の前にしゃがれ声の男がやってくると、女は黒い下着を着けさせられたり、「黒い下着をつける女の98%は娼婦である」と繰り返されるテープを聞かされたりする。自分と同じように拷問されていた人物がこっそり、「君の尋問を担当している男はいい奴だから、彼に逃がしてくれと泣きつけばいい」と教えてくれたりもする。女は男の言うことを間に受け、尋問者にひざまづいて懇願するが、実は彼がしゃがれ声の男や拷問されていた男を1人芝居で演じていたのだった。依然、2人きりしかいない部屋の中で、自分がからかわれていたことを知った女は激怒する。そうして男と女の対決は本格的に始まる。男はあらゆる手を使って女に署名させようとするが、女も頑固にそれをはねつける。そうこうするうち、女はある事を思い出す。それは幼い頃の記憶であった。女は、母親の友人にクローゼットの中でいたずらをされた事があり、尋問の相手はまさにその人物だったのだ。彼女は幼い頃と全く同じように監禁された部屋の中で、自由になる方法が自分のイマジネーションにかかっていることを思い出す。男は女を怖がらせるために、足のツメを抜くが、彼女はそれさえも動じない。頭の中のイマジネーションの世界へ逃げ切ったからであった。男は最後の手段として署名するか、死を選ぶか女に選択を任せるが、女は署名することを拒否する。監禁されていた部屋のドアが開き、女は部屋を出て行く。果たして女は死んだのか、自由になったのか分からないまま、物語は終わる。
マデリーン・ストウ
アラン・リックマン
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