ジェイン・エア
[DVD] ジェイン・エア |
舞台は19世紀のイギリス。生後すぐに両親を失ったジェイン・エアは、叔父であるリード氏の屋敷で育ったが、リード氏の死後、その夫人と子供たちはジェインを激しく差別した。10才になると、ジェインは慈善学校のローウッド学院に追いやられた。
19世紀の女性としては珍しいほど臆せず率直に発言するジェインは、厳格で古風な女学院でも反抗的だと虐げられた。親しくなったのは優しいテンプル先生と、同級生のヘレンだけだったが、ヘレンは結核で亡くなってしまった。冷酷な校長たちは、咳き込むヘレンを医者に見せようともしなかったのだ。
ローウッド学院で成長し、最後の2年間は教師として務めた後、ジェインは家庭教師の職を得て、離れがたいテンプル先生に別れを告げた。フランスから貴族のロチェスターに引き取られて来た、アデールという少女の教師として雇われたのだ。
ロチェスターとアデールが住むソーンフィールド邸は豪華だが寂しい館で、使用人も少なかった。館の中では、時折り不気味な笑い声が響き、不審火や、客のメイソンが何者かに刺されるなどの事件が続いた。事が起こるたびにジェインに助けられるロチェスター。やがて二人は身分を超えて惹かれあい、ロチェスターはジェインに結婚を申し込んだ。
純白の花嫁衣装で結婚式に臨むジェイン。だが、メイソンが異議を申し立て、式は中断された。妹のバーサこそがロチェスターの妻であると主張するメイソン。ロチェスターは父親に強制された政略結婚で、精神に異常のあるバーサを妻としていたのだ。バーサが今もソーンフィールド邸に幽閉されていることを知ったジェインは、花嫁衣装を脱ぎ、館を後にした。
牧師の一家であるリヴァース家に身を寄せたジェインは、自分が亡父の弟から莫大な遺産を相続したことを聞かされる。静かな新生活の中でもロチェスターを忘れられないジェインは、幻聴で彼の呼ぶ声を聞き、たまらずソーンフィールド邸に戻った、そこで初めて館の火事を知ったジェインは、失明して弱気になったロチェスターに変わらぬ愛を語り、館に残ることを誓うのだった。
ジェイン・エア - シャルロット・ゲンズブール(井上喜久子)
少女時代のジェイン・エア - アンナ・パキン(井上喜久子)
エドワード・ロチェスター - ウィリアム・ハート(池田勝)
フェアファックス夫人 - ジョーン・プロウライト(斉藤昌)
アデール・ヴァランス - ジョセフィーヌ・セーレ
グレース・プール - ビリー・ホワイトロー
ブランチ・イングラム - エル・マクファーソン
バーサ - マリア・シュナイダー(麻見順子)
ジョン・リヴァース - サミュエル・ウェスト(チョー)
リチャード・メイソン - エドワード・デ・スーザ(水野龍司)
ブリッグス - ピーター・ウッドソープ(岩田安生)
ブロックルハースト - ジョン・ウッド(北村弘一)
スカッチャード - ジェラルディン・チャップリン(定岡小百合)
テンプル - アマンダ・ルート
ヘレン・バーンズ - リアン・ロウ
リード夫人 - フィオナ・ショウ
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