Jo ジョー
人気喜劇作家のアントワーヌ・ブリスバールは、ジョーというメートルシャントゥール(直訳はマイスタージンガーだが、ここでは揺すり屋のこと)から妻の出自が強盗殺人犯の娘だということについて恐喝されていた。ちょうどサスペンスコメディの台本を書いていたブリスバールは、ジョーを殺し、庭に立てていた東屋(ガゼボ)のコンクリート基礎に埋め込むことを思いつく。
深夜に恐喝の金を取りに来たジョーを前にブリスバールは拳銃を構えるが、恐怖でそれを床に落としてしまったところ、暴発してジョーにあたり、結局彼は死んでしまう。カーテンに死体を包んで、予定通り東屋に死体を埋めたブリスバールだが、その東屋の落成記念に近所の人たちを読んだパーティーに警部デュクロが現れ、ジョーなる人物についてブリスバールを尋問する。ブリスバールは当然否定するが、デュクロの話を聞くうち、ジョーは別の場所で殺人死体となって発見されたことを知る。すぐに誰か別人を殺してしまったことに気づいたブリスバールだが、東屋は落雷で壊れ、埋めた死体がむき出しになってしまう。
ブリスバールはデュクロの尋問を避けつつ、妻に白状して協力を得ながら家の中の様々な場所にその死体を隠そうとする。しかしそこに予期せぬ訪問客が次々と現れて家の中を引っ掻き回し、ドタバタ劇が繰り広げられる。
ルイ・ド・フュネス - アントワーヌ・ブリスバール、喜劇作家
クロード・ジェンサック - シルヴィーヌ・ブリスバール、女優でアントワーヌの妻
ベルナール・ブリエ - デュクロ警部
ミシェル・ガラブリュ - トネロッティ、石工
クリスチャーヌ・ミュレ - マチルド、ブリスバール夫妻のメイド
フロランス・ブロ - クラミュゼル夫人、家の訪問客
ギイ・トレジャン - アドリアン・コラス、弁護士でブリスバール夫妻の友人
フェルディ・マイーヌ - グルンダー氏、家の売却予定人
イヴォンヌ・クレッシュ - グルンダー夫人、グルンダーの妻でアル中患者
ミケリーネ・ルッチョーリ - フランソワーズ、ブリスバール夫妻の友人
ジャック・マラン - アンドリュー、デュクロ警部の部下
ドミニク・ザルディ - ル・デュック、ジョーの手下
アンリ・アッタル - グラン・ルイ、ジョーの手下
ポール・プレヴォワ - トランクを拾ってくる巡査部長
ジャン・ヴァルマンス - 消火器の押し売り
カルロ・ネル - プリュメネル、デュクロ警部の部下
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