竹取物語
竹取物語 [ 沢口靖子 ] |
1987年9月26日に公開された日本の特撮映画。製作は東宝映画とフジテレビ。配給は東宝。イーストマン・カラーのビスタサイズ。
有名な民話「かぐや姫」を巨匠・市川崑が映像化。一人娘・加耶を病気で失い、失意にくれる竹取の造(三船敏郎)が竹藪で赤ん坊を拾う。造と妻・田吉女(若尾文子)のもとでみるみるうちに成長した少女(沢口靖子)は、実は月からの使者だという。満月の夜、かぐや姫を迎えに巨大な宇宙船が飛来する。
かつて特撮の神様・円谷英二までもがその映像化を夢見た作品にふさわしく、時代色を見事に表現した美術、華麗な衣装、出演する俳優もベテランから新人まで豪華な顔ぶれがそろっている。これまで勇ましい役が多かった三船敏郎がかぐや姫の育ての親に扮し、複数の男性から求愛されるかぐや姫にやきもきする様を見せているのと対照的に、お笑いの春風亭小朝、竹田勝利といった面々が大臣など固い役に扮しているあたりの対比がユニーク。また市川監督としては珍しく特撮映像を取り入れた作品だが、クライマックスに登場する巨大宇宙船が、それまでのドラマの雰囲気とあまりに世界観が違いすぎ、大味な印象を残すあたりは否めない。
沢口靖子
三船敏郎
若尾文子
中井貴一
春風亭小朝
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