地球防衛軍テラホークス
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1983年から1984年にかけてイギリスで放映された、人形劇による特撮のTVシリーズ。製作は操り人形を用いた特撮映画やテレビシリーズを多く製作していた、ジェリー・アンダーソン率いるアンダーソン・パー・ピクチャーズである。
タイガー・ナインスタイン博士(声:有川博)
テラホークス指揮官。スタイン博士の細胞から生まれたクローンの1人。ナインスタインという名の通りクローンは9人おり、もしナインスタインが死んでも、他のクローンが記憶を受け継いで新しいナインスタインとなる。実際、劇中で一度交代があった。クローン体は普通の生活を営んでおり、ナインスタインが死んだ際には呼び出されて記憶の受継処理を行われる。尚、受継ぐ以前の記憶や人格は、その際に消滅してしまう。いつもバトルホークの操縦室にあるコンピュータでシューティングゲームをしている。ロボット対して偏見があり、人間的な感情を表すゼロ軍曹に対して「お前はただの機械だ」と叱責する場面が多く見られた。ココアが嫌い。
メアリー・ファルコナー大尉(声:弥永和子)
ナインスタインの副官。優しく冷静な性格で隊員たちに慕われている。ナインスタインと共にバトルホーク・テラホークで出動する事が多い。
ケイト・ケストレル大尉(声:山田栄子)
ホークウィングのパイロット。カーリーヘアで髪の色はショッキングピンク〜スカイブルー〜黒まで多様。肌は褐色。表の顔は人気シンガーソングライターであり、キーボートを弾きながら歌うシーンが何度もあった。劇中では「サンダーバード」をモチーフにした歌「SOS」(日本版タイトルは「SOS ミスター・トレイシー」)をヒットさせている。ケイトの曲はキャラクターのモデルとなった本物の歌手・ケイト・ケストレルが歌っており、劇中でケイトが所属しているのと同名のアンダーバー・レコードのレーベルでシングルレコードが発売された。ジャケットはケイト大尉の人形とケイト大尉そっくりのメイクを施したケイト・ケストレルの写真が表裏にデザインされたダブルジャケットになっている。
ホークアイ中尉(声:鈴置洋孝)
ホークウィングのパイロットで射撃の名手。事故がもとで両目が義眼になっている。
ヒロ(声:野島昭生)
富士山の裾野で拾われた日本人で、ゼロイドの設計者。普段は宇宙ステーション『スペースホーク』にいる。本編終了後に挿入されるミニコーナー「ヒロのスペース・メモ」ではナレーターも担当。そこでは自分の事を、お寺の息子と紹介していた。本作の制作当時イギリスに留学中だった徳仁親王こと浩宮徳仁がモデル。
ゼロ軍曹(声:緒方賢一)
最初に作られたゼロイド(球型ロボット)で、地上任務を担当する0〜100号のリーダー。ナインスタインとは迷コンビ。額部分にレーザー光線銃が内蔵されている。ゴロゴロ転がることで質量を増し体当たりをする「ブラックホールアタック」という攻撃方法を持つ。命令違反、失敗のごまかし、任務への責任感など人間的な感情を持つ。ゲームの腕はナインスタインよりも上。ゼロ軍曹率いる1〜100号にはそれぞれ個性と感情があり、戦死(破壊された)した仲間を丁重に弔ったりする。
なお原語版では「Sergeant Major Zero」、つまり「ゼロ曹長」である。
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