スガラムルディの魔女
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ホセ(ウーゴ・シルバ)は失業中の身であり、妻シルビア(マカレナ・ゴメス)との結婚生活が破綻している。トニー(マリオ・カサス)も同じく失業し、さらにヒモ相手の女に捨てられることを恐れている。ふたりはホセの息子セルヒオ(ガブリエル・デルガド)も巻き込んでマドリードで宝石店強盗を共謀し、ともに大道芸人に扮したまま、プエルタ・デル・ソル広場で警察と銃撃戦を繰り広げる。ホセ、トニー、セルヒオは25,000個の金の指輪を強奪し、偶然通りがかったタクシーに乗り込んで、警察からの逃走を決行する。[2]
3人はタクシーの運転手マヌエル(ハイメ・オルドニェス)、たまたま乗り合わせたバダホス男(ハビエル・ボテット)とともに北に向かう。スペイン=フランス国境に向けて逃走する途中、一行はバスク地方の魔女伝説が残るスガラムルディという村に辿りつく[3]。怪しげなバルでは女主人マリチュ(テレレ・パベス)、その娘グラシ(カルメン・マウラ)と出会い、グラシを送った洋館ではグラシの娘エバ(カロリーナ・バング)と出会う。[2]
彼女らは人間ではなく魔女であり、ホセらを捕獲してディナーのメインディッシュにしようとする。そこに刑事たちとシルビアが乱入し、魔女たちと人間たちの争いが始まる。魔女たちはホセの息子セルヒオを生贄とし、スガラムルディの洞窟で「母」の復活をもくろんだが、ホセに恋したエバが魔女たちを裏切ったことから形勢が逆転。「母」が暴走したこともあって、人間たちは洞窟からの脱出に成功し、また、魔女たちも人間界で暮らすこととなる。
ホセ(ウーゴ・シルバ(英語版)) - 失業中の三十男。イエス・キリストの扮装をして宝石店強盗を企てた。シルビアと離婚しており、息子のセルヒオとは水曜と隔週土曜にしか会えない。イく時に涙を流す残念な性癖がある。
アントニオ(マリオ・カサス(英語版)) - 通称トニー。失業中の男。全身緑色の兵士の扮装をして宝石店強盗を企てた。女弁護士のヒモとして暮らしているが、彼女にフられることを恐れている。
マヌエル(ハイメ・オルドニェス) - ホセとトニーの逃避行に偶然巻き込まれた、かわいそうなタクシー運転手。母親や姉や妻には苦労している。
マリチュ(テレレ・パベス) - 魔女。グラシの母でエバの祖母。
グラシアナ・バレネチェア(カルメン・マウラ) - 通称グラシ。魔女。マリチュの娘でエバの母。
エバ(カロリーナ・バング(英語版)) - 魔女。グラシの娘でマリチュの孫。妖艶な雰囲気を持つ美女。ホセに恋して魔女たちを裏切る。
シルビア(マカレナ・ゴメス(英語版)) - ホセの元妻で看護師。息子セルヒオの親権争い中。
セルヒオ(ガブリエル・デルガド) - ホセとシルビアの10歳の息子。父親の言葉に素直に従う、よくできた息子。
カルボ警部(ペポン・ニエト) – ホセとトニーを追ってスガラムルディに辿りついた刑事。妻に苦労している。
パチェコ警部(セクン・デ・ラ・ロサ) – 刑事。同格のカルボ警部に見下されていることに納得していない。追跡中には運転手を務める。クライマックスで驚きの告白を行う。
ルイス・ミゲル(ハビエル・ボテット) - 通称ルイスミ。エバの弟。魔女たちによってトイレの排水溝奥に監禁されている。
バダホス男(マヌエル・タリャフェ) – ホセとトニーの逃避行に偶然巻き込まれた、可哀そうなタクシーの乗客。バダホスに行きたがり、タクシーのトランクに閉じ込められる。妻の尻に敷かれている。
斜視の老人(エンリケ・ビリェン) - 魔女たちとともに暮らす社会不適合者。
ミレン(サンティアゴ・セグラ) - 魔女。配役のサンティアゴ・セグラは映画監督(男性)。
コンチ(カルロス・アレセス) - 魔女。配役のカルロス・アレセスは漫画家・俳優(男性)。
チーズ – スポンジ・ボブ風の仮装をして銀行強盗に参加。ホセとトニーには早々と切り捨てられた可哀そうな強盗。
ネズミ女 – ミニーマウス風の仮装をして銀行強盗に参加。
透明人間 – 透明人間風の仮装をして銀行強盗に参加。
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