風の歌を聴け
小林薫主演!”文壇デビュー作”村上春樹の同名小説の映画化!”ブレイク前の肢体披露”室井滋... |
20代最後の年を迎えた「僕」は、アメリカの作家デレク・ハートフィールドについて考え、文章を書くことはひどく苦痛であると感じながら、1970年夏の物語を語りはじめる。
東京の大学に通う僕は、夏休みに港のある街に帰省した。大学で知り合い、付き合っていた女性は春に自殺してしまった。夏休みの間、僕はジェイズ・バーで、友人の「鼠」と、とりつかれたようにビールを飲み続けた。
僕は、バーの洗面所に倒れていた女性を介抱し、家まで送った。彼女は左の小指がなかった。しばらくして、たまたま入ったレコード屋で、店員の彼女に再会した。その後、彼女から電話が来て、何度か会うようになった。一方、鼠はある女性[注 4]のことで悩んでいる様子だが、僕に相談しようとはしない。
小指のない女の子と僕は港の近くにあるレストランで食事をし、夕暮れの中を倉庫街に沿って歩いた。彼女は「一人でじっとしていると、いろんな人が話しかけてくるのが聞こえる」と言う。そしてアパートについたとき、中絶したばかりであることを僕に告げた。
冬に街に帰ったとき、彼女はレコード屋を辞め、アパートも引き払っていた。
現在の僕は結婚し、東京で暮らしている。鼠はまだ小説を書き続けている。毎年クリスマスに彼の小説のコピーが僕のもとに送られる。
僕 - 小林薫
女 - 真行寺君枝
鼠 - 巻上公一
ジェイ - 坂田明
鼠の女 - 蕭淑美
三番目の女の子 - 室井滋
旅行センター係員 - 広瀬昌助[注 8]
当り屋・学生風の男 - 狩場勉
当り屋・柄の悪い男 - 古尾谷雅人、西塚肇
精神科の先生 - 黒木和雄
ディスクジョッキー - 阿藤海
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