地上より永遠に
MASTI-0063 地上より永遠に【代引き不可】MASTI-0063 地上より永遠に |
1941年夏のハワイ、ホノルルのスコフィールド米軍基地。辺境の地のこの基地は、軍の中の厄介者たちの溜まり場となっていた。この兵営G中隊にラッパ手のプルーイット(モンゴメリー・クリフト)が、転属してきた。ボクシング狂で自分のチームの強化を図る中隊長ホームズ(フィリップ・オーバー)が、かつてボクサーだったプルーイットに声をかける。妥協を知らないプルーイットはかつて試合中に親友を失明させたこともあって、ホームズの誘いを断る。人柄も良く機転もきく曹長ウォーデン(バート・ランカスター)はプルーイットを説得しようとするが、効果はなかった。彼は、孤立無援となり、分隊長のガロヴィッチ(ジョン・デニス)らにひどいシゴキを受け始める。
味方は兵士のアンジェロ・マジオ(フランク・シナトラ)ただ一人。だが彼も営倉係長ジェームズ"ファツォー"ジャドソン(アーネスト・ボーグナイン)に難癖つけられ、鉄格子のなかに放り込まれてしまう。ホームズの妻で彼に愛想をつかした夫人カレン(デボラ・カー)は男たちと浮名を流し、現在は要領のいいウォーデンと浮気をしている。一方、プルーイットは元ウェイトレスのロリーン(ドナ・リード)と恋におちる。しかし、アンジェロがジェームズに痛めつけられ殺されたのを見たプルーイットはナイフで決闘しジェームズを殺し、ロリーンの家に隠れる。
そして12月7日の朝、日本軍の奇襲が始まった。緊張感がなく穏やかだった基地は突如として、最前線の戦場になる。混乱する基地を冷静に指揮したのは、それまで軍務に全く興味がなさそうで、やる気の感じられなかったウォーデンだった。プルーイットは緊急事態に基地に戻るのだが、仲間の兵士に背後から銃撃されてあっけなく命を落とす。そして、民間人に避難勧告が出され、カレン、ロリーンは基地を去ることになり、その移動の船中で穏やかだった日々に思いをはせるのだった。
バート・ランカスター
モンゴメリー・クリフト
デボラ・カー
フランク・シナトラ
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